「オンライン授業」って何?
2020/4/27
学校や塾が休校になっている今、
「オンライン授業」
という言葉をよく目にします。
あらためて、
「オンライン授業ってなんだろう?」
と思うのですが、
大きく2通りに分けられると思います。
1つは「ネットを利用して授業動画を見る」。
これはコロナ騒動が起こる前でも
利用していた人は多かったと思います。
うちの塾でも利用していました。
今や動画授業は「You Tube」で
無料で見られる時代です。
探す方が必死になって探せば、
かなり質の高い授業に出会うことができます。
スマホでも気軽に見ることができます。
こちらの意味の「オンライン授業」は
目新しいものではない気がします。
もう1つは
「zoomなど、双方向で会話ができる機能を利用した授業」。
こちらはこれまでほとんど行われていませんでしたが、
この数週間で爆発的に実施されているように思います。
zoomなどを使えば、
会話もでき、お互いの顔が見られるので、
教室に通っていた時とほぼ同じような環境で
授業を受けることができます。
その意味では、優れていると思います。
猿田塾では、どちらの「オンライン授業」も
利用することができるので、
積極的に活用しています。
ただ、色々とやっている中で、
「オンライン授業の盲点」のようなものも
見えてきました。
一番感じたことは
「家庭のネット環境が整っていない事が多い」
ということです。
猿田塾では「zoom」ではなく、
「ComiruAir」という機能を使っています。
かなり便利なのですが、利用者が少ないです。
理由は色々とあると思うのですが、
その1つに「ネット環境が整っていない」
というのがあると思います。
ためしに利用した生徒もいるのですが、
ご家庭でのネット環境が整っていなくて、
うまく映像や音声が届かないことがありました。
国の方でも「オンライン授業」を推奨しているようですが、
「提供する側」の内容ばかりを見ているような気がします。
「受け手」となる家庭のネット環境を整えないと、
うまく活かせないのではないか、という気がしています。
zoomなどを使った授業を検討する前に、
まずご自宅のパソコンやスマホの通信環境を
確認していただくことをオススメします。
特に「スマホ」の場合は、Wi-Fiを利用しないと
通信使用料がとんでもないことになるように思います。
「提供する側のサービスはどんどん進化しているが、
受け手側の環境が整っていない。」
これが、現時点で自分が感じている
「オンライン授業」の一番の盲点です。