倍率確定
2022/3/3
長野県公立高校入試の後期選抜の倍率が本日確定しました。
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蟻ヶ崎、美須々が激戦
今年目につくのは、蟻ヶ崎と美須々の倍率の高さです。
蟻ヶ崎は毎年のように倍率が高いので、予想の範囲内です。
一方、美須々はここ数年はそれほど倍率が高くなかったです。なので、今年の倍率の高さは正直予想外でした。
例年、県ヶ丘と蟻ヶ崎の倍率が高くなることが多いです。
偏差値でいえば、だいたい56~62という感じです。このくらいの偏差値帯の生徒が多いのだと思います。
今年はそれよりも低い偏差値帯の高校の倍率が高くなっている印象です。
美須々の偏差値はだいたい50~55という感じです。
なので、今年はおよそ50~58くらいの偏差値帯の受験生が多いのかな、という感じがします。
また、慎重な受験生が多かったのかな、という気もします。
「深志定員割れ」の影響は?
そして、もう1つびっくりしたのは「深志の定員割れ」です。
県ヶ丘の倍率も例年と比べるとそれほど高くない印象です。
蟻ヶ崎や美須々の倍率が高かった状況を見ても、やはり今年はかなり慎重な受験生が多かったのかな、という気がします。コロナの影響でしょうか…。
深志が定員割れになり、注目すべきポイントは2つ。
①来年度の定員数
今年の深志の定員320は、昨年それまでの280から40名増えたものです。
今年は定員を320にして2年目ですが、2年目にして「定員割れ」が起きてしまいました。
この状況だと、おそらく来年はまた定員が280に戻るのでないでしょうか。
そうなると、来年度深志を目指す生徒にとってはかなり厳しい状況となるのではないか。
その意味で、来年度の深志の定員数は注目です。
③不合格者が出るのか?
これまで定員が割れた高校の様子を見ていると、受験した生徒はほぼ合格しています。
果たして深志でもそのような状況が起きるのか?
個人的には、点数が低い生徒は不合格にした方がいいかな、と思います。
というのも、もし点数が低い生徒を合格にしてしまうと、高校に入ってからの授業についていけないと思うからです。
高校入試の目的の1つは「高校に入ってから、その学校の授業についていけるかを確認する」という意味があると思います。
もし定員が割れているからといって全員合格させてしまうと、その先の高校生活が非常に辛いものになってしまうと思います。
「どのくらいのレベルまで合格させるのか?」というのは難しい判断です。
ですが、もし点数が低い生徒がいたら、その場合は不合格にした方が、長い目で見ればその生徒にとってもいいのではないかと思います。
賽は投げられた
いずれにしましても、倍率は確定しました。ここからはもう後戻りできません。
残り6日間、ここまで来たら腹をくくって、試験までの最後の準備を確実にしていってほしいと思います。
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