復習していて思うこと
2022/3/22
昨日から春期講習に入りました。
「受験生が卒業したら、少しはゆっくりできるかな?」
と思っていましたが、ここへ来て問い合わせが増えてきました。
ありがたいことですが、まだしばらくバタバタする日が続きそうです。
今年は「復習」中心
春期講習は、「復習」を中心にやっています。
今年の入試問題を解いてみて、「とにかく基本的な理解を、着実に積み重ねていく」ことが大事だと痛感しました。
そのため、例年と比べて「復習」に力を入れています。
特に数学に関しては、どの学年も新年度は「計算」から始まります。
春休みのうちに「計算力」をつけておくことで、新年度の授業にスムーズに入っていけるように準備しています。
思ったよりも…
そのような理由で、数学は「計算練習」に力を入れてやっているのですが…
思った以上に解けない…_| ̄|○
例えば、「正負の数」であれば、「指数」が入った計算がボロボロです。
符号が「プラス」になるのか、「マイナス」になるのか。
この部分で間違える生徒が、思った以上に多いです。
また「分配法則」を使った計算方法が身についていない生徒も多いです。
カッコ( )の中の計算から先にやろうとする生徒が何人かいるので、「イヤイヤ…」と思いながら、分配法則の練習をしています。
苦手な子が一番多いのは
そんな中で、「苦手な子が一番多い」計算が、「分数が入った計算」です。これは毎年、本当に多い。
まず、必ず間違えるのがコレ↓
この2つの計算方法の違いがわからない子が多いです。
「分数の計算は『分母を払えばいいんだ』」
ということで、分数と文字がセットになっている計算の場合、全部分母を払って計算してしまいます。
ですが、それができるのは「方程式」の計算の時だけです。
下の形は分母を払っていいですが、上の形の場合は、分数の引き算と同じように通分して計算しなければなりません。
ここの違いをわかるようにするのが、最初にして最大の難関になります。
それ以外も「引き算の場合の、後ろの符号」など、とにかく分数の形になると間違える子が多い!
ちょっとした「落とし穴」に、ことごとくハマっているような印象です。
結局「小学校」の時の分数の計算練習が足りていないため、このような状況になるのだと思います。
なので、小学生、特に5、6年生は分数の計算練習を繰り返ししてほしいと思います。
何を教わってきたんだ…
また、そもそも分数の方程式の時に「分母を払う」計算のやり方を知らない生徒がいました。
転塾してきた生徒だったので、
「前の塾では、一体何を教えていたんだ…?」
という気持ちになりました。
一通り説明しましたが、変なクセみたいなものがついてしまっているので、なかなか進みません。
「最初の段階で、もう少しきちんと教えておいてほしかったな…」
そう思います。
「他山の石」としなければならない。そう感じています。
☆YouTubeチャンネルもやっています
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ぜひご覧ください。