やらされている百発より、やる気の一発
2022/8/9
やらされている百発より、やる気の一発
この言葉は、高校時代、イチローを指導した、愛工大名電高校の中村豪監督の言葉です。
高校入学当初から、イチローは他の高校生とは一味違っていたそうです。
指導者のアドバイスにきちんと耳を傾けるものの、自分にとって「どれが有効」なものかを考えて取り入れる。
友達と話していても、自分に関心のない話題に会話が及ぶとスッと何処かに行ってしまう。
みんなと同じ練習をしていても、それに加えて人がやっていないところで努力をする。
ある時、「グラウンドに幽霊が出る」という噂がたち、監督が恐る恐る様子を見に行くと、そこには素振りをするイチローの姿があったそうです。
成長は、自らの手でつかむしかない
中村監督は、そんなイチローの姿を見て、このように思ったそうです。
「スポーツはただ練習量をこなせば上達していくものではない。監督の役割はチームを束ねることだけで、本人が真に成長するポイントは教えて教えられるものではないのだ。」
「自分自身との日々の戦いの中で、本人が掴んでいくより他、仕様がないのである。」
これは、正に勉強面でも当てはまります。
「親に言われたから」
「先生に言われたから」
と、渋々勉強をしているようでは、成長は見込めません。
そうではなく、自らの意思で、自ら考えて勉強する。
言われたことを、何も考えず、そのままやった方が効率はいいのかもしれません。
自分で試行錯誤しながら進むことは、遠回りとなることがあるかもしれません。
ですが、自分で考えて行動できる生徒こそが、真の意味での「成長」を遂げることができます。
そして、そうした生徒は、いつの時代でも必ず存在します。
もし、いま「なんか伸びないな…」と思っている生徒がいたら、
「やらされている勉強をしていないか」
と、振り返ってみてほしいと思います。
成長は「自らの手で」つかみとるしかない。そのことを知ってほしいと思います。
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