男女の能力の違い
2022/12/7
安曇野市の中2の数学は、現在三角形の証明をやっています。
証明を教えていると、
「男女の能力の違い」
というものを感じます。
男子の方が理解は速い
証明問題では、一般的に男子の方が理解するのが速いです。
逆に女子の方が、理解するのに時間がかかっています。
男子の方が「パターン」を見つけるのが上手、という印象です。
ゲームでも「パターンにはめる」という言い方をすることがあります。
この「パターンにはめる」のが、男子の方がうまい気がします。
一方女子の場合は、全体の流れをつかむのが苦手な感じがします。
1つ1つの事項が、全体としてどのように結びついていくのか。
その部分を理解するのが苦手なように思います。
語学系は女子が得意
一方、英語や国語といった語学に関しては、女子の方が得意です。
英語や国語は「コツコツと覚える」ということが大事になります。
こうした継続的な努力は、女子の方がきちんとできます。
一方、男子の方は「コツコツ努力する」ということが苦手です。
バーッと練習して終わり、という子が多いです。
なので、語学系の科目は、女子の方が向いているような気がします。
ちなみに、自分は中学時代からそのことを何となく思っていました。
なので、英語や国語の教科担任が女性の先生だと喜んでいました。
実際に女性の先生の方が丁寧に教えてくれる印象でした。
逆に男性の先生の方が大雑把なので、個人的には合わない感じでした。
入試では「女子」が有利?
近年「男子、女子という性別で合格者枠をそれぞれ設けている」ということが問題になっています。
そうした「性別による合格者枠」を撤廃する動きが増えていますが、その結果、「女子の合格者数が増えている」ということがニュースになっています。
この結果から
「女子の方が男子よりも優秀」
ということを言外に匂わせるニュアンスになっていますが、実際には「性別による能力差」というところから来ているのではないか、と個人的には思っています。
一般的な5教科入試の場合、「英国社」という文系教科は、比較的点数が安定的に取りやすいです。
逆に「数理」という理系科目は、点数が安定しないことが多いです。
安定的に点数を取りやすい「英国」を得意とするのが、女子。
不安定な「数理」を得意とするのが、男子。
そのため、安定的に点数を稼ぐ可能性が高い女子の方が、合格率も高いのかな。
そんなことを思っています。
傾向として把握しておく
「性別による能力の違いはない」
という意見もありますが、実際に生徒を教えていると、
「性別による能力の違いは、傾向としてある」
というのが、個人的な感想です。
なお、これをもって
「女子の方が優れている」
「男子の方が優れている」
ということを言いたい訳ではないので、その点はご理解ください。
あくまでも
「こうした特徴は、傾向として把握しておいた方がいいのかな」
という個人的な感想です。
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