長野県の東大・京大合格者ランキング(2024年)(速報版)
2024/3/15
毎年購入している「サンデー毎日」の「東大・京大合格者ランキング」(速報版)。
さて、今年はどのような結果となったでしょうか?
東大合格者数
長野県の東大合格者数は以下の通り。
松本深志 4名(4)
長野 2名(2)
屋代 1名
上田 1名
諏訪清陵 1名
伊那北 1名
飯田 1名
松本秀峰 1名
※( )内は現役数
今年は、激震が走りました。
松本深志高校が、「長野県の東大合格者数No.1」の地位を、長野高校から奪還しました!
猿田調べですと、松本深志が東大合格者数で長野高校を上回ったのは、2009年以来15年ぶり。
これまで長野高校の後塵を拝し、長らく「長野県No.2」の地位に甘んじていた松本深志ですが、久しぶりの「王座奪還」です。
「自分が生きている間は、長野高校に負け続けるんだろうな…」
と思っていたのですが、まさかの勝利。
このような偶然機会は、この先またいつ訪れるかわかりません。
なので、貴重なこの1年の間に
「俺達は、長野高校に勝ったんだ!!」
と、松本深志OBでもある私は、「この世の短い春」を謳歌しておきたいと思います。
松本深志の合格者4名が、全員「現役」というのも素晴らしい。
「文系2名、理系2名と、久しぶりの文系東大合格者も出ました。
「本当に、今年の深志の生徒はがんばった。おめでとう!!」
と、手放しで褒め称えるのはここまで。
数字を見る限りでは
「深志が躍進した」
というよりも
「長野高校が振るわなかった」
という方が適切かと思います。
というか、長野高校、本当にどうしちゃったんでしょうか…。
昨年は11名合格していたので、まさかの9名減。
ここ数年、最低でも5名以上はキープしていた印象だったので、この結果は「まさか」という感じでした。
もしかしたら、東大と同程度の難易度と言われる「国公立大学医学部」の受験者数が、例年よりも多いのかな、という予測もできます。
いずれにしても「国公立大学医学部」の合格者数も踏まえて、最終評価としたいと思います。
京大合格者数
長野県の京大合格者数は以下の通り。
長野 3名
松本深志 2名
松本県ヶ丘 2名
屋代 2名
諏訪清陵 2名
伊那北 2名
松本秀峰 2名
上田 1名
飯田 1名
佐久長聖 1名
東大合格者数では振るわなかった長野高校ですが、京大合格者数では、「長野県内No.1」の座を守りました。
と言っても「3名」なので、これまでの「圧倒的な強さ」は感じられない結果でした。
本当にどうしちゃったんだろう…。
東大合格者数では長野高校を上回った松本深志も、京大合格者数は2名でした。
深志の場合は、東大よりも京大の合格者数の方が上回る年が多いのですが、今年は逆になりました。
「東大+京大の合格者数」でいうと、
松本深志 6名
長野 5名
ということで、1名の差で深志の勝利!
…にしても、例年は長野高校が10名以上の合格者を出していたので、長野県内のトップ2校の結果としては、どちらもちょっと寂しい結果でした。
それ以外で目を引くのは、
「松本県ヶ丘が2名の合格者」
でしょうか。
昨年は「東大京大合格者0名」でしたが、今年は2名。
他大学の合格実績を見てみても、県ヶ丘は、着実に実績を伸ばしている印象です。
一橋大学の合格者数
最近知ったのですが、最難関国立大学をまとめて
「東京一工」と呼ぶのだそうです。
その一角、文系最難関校の長野県の一橋大学の合格者数は以下の通り。
長野 4名
松本深志 1名
屋代 1名
一橋に合格者を出したのが、長野県内ではこの3校ということで、長野県の「文系の弱さ」を露呈する形となりました。
昨年は5名の合格者を出した深志は、今年は1名でした。
昨年が「異常」だったのでしょう。いつもの平常運転に戻りました。
東大京大では振るわなかった長野高校は、一橋には3名の合格者。
昨年も3名合格者を出しているので、やはり底力があります。
東京工業大学の合格者数
「東京一工」のトリを飾るのは、「東京工業大学」。長野県の東京工業大学の合格者数は以下の通り。
諏訪清陵 2名
松本秀峰 2名
長野 1名
上田 1名
飯田 1名
松本深志 1名
松本県ヶ丘 1名
長野日大 1名
佐久長聖 1名
一橋大学と比べると、多くの高校が合格者を出しています。
やはり長野県は全体的に「理高文低」という傾向があるように思います。
さて、これまで「東京一工」の合格者数となると、「長野」「深志」の2強で争い、そこに「屋代」がからむかどうか、ということが多かったです。
ですが、今年の東工大に関しては
「諏訪清陵」「松本秀峰」
がトップを分け合いました。
今回の
「松本深志、15年ぶりの王座奪還」
に引き続き、東工大でもまさかの王座陥落。
長野高校の「一強」体制が崩れ、「戦国時代」が訪れようとしているのか。
来年の合格実績が、早くも楽しみになってきました。
まとめ
以上、東大・京大と一橋、東工大の、長野県内の合格者数をまとめてみました。
昨年は
「『長野一強』の時代が、今後も続く」
と書いていたのですが、今年はまさかの失速。
確かに、現時点の数字を見る限りでは、長野高校の実績が振るわなかったのは事実です。
ですが、他の国公立大学の合格実績を見ていると、
「他の高校の合格実績が伸びている」
という印象を受けました。
「長野」「松本深志」に優秀な生徒が集中するのではなく、それぞれの高校に分散するようになっている。
そのようなことを、今回の速報を見て感じました。
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