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猿田塾

「心のコップ」を立てる

2024/10/11

同じ言葉を使っても

生徒を指導していると、

「先生のおかげで結果が出ました」

と言ってもらえることがあります。

その一方で、

「成果が出ないから」

と言って、別の塾に行く方もいます。

私としては、特に生徒によってやり方を変えているつもりはありません。

同じように接し、同じような言葉をかけています。

ですが、正反対の評価を受けてしまいます。

「同じように教えているのに、結果がまるで違ってしまうのはどうしてだろう」

それは常に感じていることです。

そして、最近はこう思います。

「塾講師にできることなんて、限られているんだろうな」

と。

成績を上げるのは誰か。

それは「生徒自身」です。

生徒自身が、自らの意志で

「成績を上げたい」「変わりたい」

そう思わない限り、成績というものは上がらないのだろう。

そう感じています。

塾講師にできること

なので、私達「塾講師にできること」といえば、

「いかに生徒の『心のあり方』を変えるか」

ということなのだろう。そう思っています。

ただ、この「心のあり方を変える」ということはものすごく難しいことです。

自分で「変えよう」と思っている生徒であれば、少しのサポートで変わります。

ですが、大多数の生徒はそうではありません。

「今のままでいいや」

そういった生徒です。

このような生徒たちにどのように対応していけばいいか。

正直、よくわかりません。

「このようにすればいい」

というような、処方箋のようなものはないように思います。

「心のコップを立てる」

ただ、心がけていることはあります。

それは、

「心のコップを立てる」

ということです。

誰の言葉かは忘れてしまいましたが、とても印象に残っている言葉です。

「コップが下を向いている時には、人の言葉を受け入れることができない」

「いかに『コップを立てて』、人の話を聞く姿勢にすることができるか」

そういった内容だったと思います。

この言葉を聞いて、妙に心に残ったというか、感心した記憶があります。

「そうか。我々指導者、特に学生を指導する立場の者は、いかに生徒の「心のコップ」を上向かせる事が大事なんだな」

そのようなことを思い、そして、その気持ちは今も持ち続けています。

正直に言えば、

「自分の言葉で生徒が変わる」

なんてことはほとんどないのが現実です。

ですが、

「生徒の心のコップを立てる」

そうした意識は常に持ち続けていたい。そう思っています。

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