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猿田塾

テストが難しいのか、それとも…

2024/10/14

低い平均点

先日行われた2学期中間テストの成績表が出てきています。

平均点を見ると「200点台の中間から後半」という学校が多かった印象です。

確かに、今回の生徒たちの点数は、あまりよくなかった生徒が多かったです。

ですが、テストを見る限りでは、

「そこまで難しいテストかな…」

とも思いました。

「生徒たちの学力が下がってきているのではないか」

そうした心配が生まれています。

「学力差」が広がっている?

「学力が下がっている」

といっても、

「全員の学力が下がっている」

という感じではありません。

「できる子とできない子の差が、激しくなっている」

そうした印象を受けます。

以前のブログでも書いたのですが、平均点をみると、これまでは「山」の形で人数が分布されていました。

平均点付近の人数が一番多く、そこから点数が離れるにつれて、人数が減っていく。

そうした人数分布でした。

ところが最近は、「平均点よりもやや高い点数」と「平均点よりもやや低い点数」のところに、人数が集中している形になることが増えています。

「山」ではなく、「フタコブラクダ」のような形になる人数分布です。

英語の入試では、こうした傾向になることが多かったです。

ですが、最近では他の教科や、定期テストでもそうした結果になることが多い気がします。

そして、

「平均点よりも低い」

生徒の人数がじわじわと増えている。

そのような気もしています。

全国的な定期テストの難化

その理由の1つには、

「テスト自体が難しい」

ということが言えると思います。

英語の教科書内容は、昔と比べると「鬼」のようです。

数学も、以前は高校で習っていた内容を中学で学ばなくてはなりません。

国語、理科、社会は、記述式の解答が増えて、書けなければ点数にならない問題が増えています。

「定期テストの難化」

これは全国的な傾向のようです。

なので、

「テストが昔と比べて難しくなっていて、点数が取れなくなっている」

ということは言えると思います。

なので、必ずしも今の子供たちの学力が劣っているわけではない。

そう思っています。

「コロナ禍」が落とす陰

その一方で、

「学校の授業についていけていない生徒が、以前と比べると増えている」

ということも感じています。

授業で取り扱う内容が難しくなっているので、その結果とも言えますが、

「あまりきちんと勉強ができていない」

という生徒と増えているのではないか。

そのような気がしています。

それは「コロナ」の影響が大きいです。

「コロナ」によって、長い期間、学校での授業が受けられなかった。

その間の内容が、すっぽりと抜けてしまっている。

そうした子が一定数いるのではないか。

そして、その影響が、今じわじわと出ているのではないか。

そのような心配をしています。

塾に通っている生徒は、どちらかといえば

「学習への関心が高い」

ご家庭のお子様が多いと思います。

なので、それほど

「以前と比べて生徒の学力が下がっている」

という印象は受けません。

ただ、それ以外の、

「学校以外に特に何もしていない」

というご家庭のお子様の学力が、以前と比べると低くなってしまっているのではないか。

生徒の成績表を見ると、そんな心配をしてしまいます。

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