「型」を教える
2025/5/12
「伸び伸びした子」とは
最近読んだ雑誌の中に、このような言葉がありました。
「伸び伸びした子」とは「伸び伸びした振る舞いができる子」
伸び伸びやるにはそれだけの力がいる。ここで言う足腰の強さが「型」です。
今の小中学生に対する指導の流行りは、
生徒の「自主性を重んじる」
というものだと思います。
学習指導要領が、まさにそれです。
「大人が『強制的に』枠にはめるのは、よくない」
「子供たちの『意思』を尊重し、自由にやらせる」
一見すると、いいことのように思います。
ですが、最近の小中学生の様子、特に「低学力層」の子供たちを見ていると、
大人によって、「自由」という名の「放置」
がなされているのではないか。
そのように感じています。
そうした、もやもやした感情を抱いている中で、冒頭の言葉は、非常に響くものがありました。
「大人の怠慢」
子供たちの「自由意思」に任せるといっても、それで行動できる子供は、ほんの一握りです。
多くの子供たちは、放置されれば、易きに流れ、目の前の楽しいこと、楽なことの方に流れていきます。
今の「学習指導要領」に基づく、小中学校の指導姿勢というのは、
「子供たちが易きに流れていくのを、大人たちがただ指を加えて眺めている」
そのように、私には感じられます。
そしてそれは「大人の怠慢」のようにも感じられます。
あまり経験のない子供たちに
「自分たちの好きなようにしろ」
と言っても、行動できません。
その前段階として
「生きていく上で重要なこと」
を、大人が覚悟を持って身につけさせていく。
それが小中学校の時期ではないのか。
そのように感じています。
自立を求めて、管理に至る
当塾では「自立」ということを謳っていますが、実際にやっていることはむしろ
「バリバリ生徒を管理している」
ということを、感じています。
私自身は、人にあれこれ言われるのが嫌いなので、生徒たちにも自分で考えて行動してもらおうと思っていました。
ですが、実際に指導をしていく中で、
「自分の頭で行動できる」
生徒なんて、ほとんどいない。
そのように感じるようになりました。
むしろ「自由」を与えられたことで、どのように動いていいかがわからない。
そうした生徒の方が圧倒的に多いです。
こうした生徒たちには、まずどのようにすればいいかの
「型」
を身につけさせる。
そして「型」を身につけさせるには、反復練習が必要です。
反復練習をさせるためには、ある程度の管理が必要となる。
「自立」を求めた結果、「管理」に移行している。
それが現状のような気がします。
いずれにしても、今の教育環境は、自由を強制された結果、
「放置されて、何も身についていない」
子供たちを生み出しているように感じられます。
少なくとも当塾に通う生徒に対しては、
「ギュウギュウに詰め込み教育」
をしていこうと思っています。
小中学生のうちに身につけた基礎学力というものが、社会に出てから物を言う。
そう思っているからです。
※猿田塾へのお問い合わせはこちらから