「数学ができない」本当の理由
2025/7/14
「数学ができない」と言うが
「数学が苦手」
「数学ができない」
という生徒は多いです。
生徒や保護者様からすれば、
「中学で習っている内容が理解できていないから、数学ができない」
と考えているように感じられます。
しかし、自分の見立ては違います。
「数学が苦手」と言っている生徒も
「中学で習っている内容は、ある程度理解できている」
という生徒が多いです。
では、どこでつまずいているのか。
「小学校の算数」
です。
「わからない」からではなく
「解けません」
「できません」
という生徒のノートを見てみます。
すると、解き方自体はあっていることの方が多い。
解き方はあっているのに、答えが出ない。
それは
「答えを出すまでの計算で間違っている」
から、答えがあわない。
「数学ができない」
という生徒は、こうしたケースが多いように感じられます。
つまり
「わからないから、できない」
というよりも
「わかってはいるが、正解にたどり着くまでの『計算力』がないから、答えが出ない」
結果、「わからない」となる。
そのように感じています。
「九九」からあやしい
では、「計算力」というのは、どのくらいのレベルを指すのか。
私の感覚では
「九九」
からあやしいと感じています。
「数学が解けません」「わかりません」
と言っている中学生に
「じゃあ、九九を言ってみて」
と言わせてみると、ほぼすべての生徒が間違えます。
特に「6~9の段」はあやふやです。
小2で習う「九九」がきちんと身についていない。
そのような状態なので、それよりも複雑な計算が要求される、中学の計算ができる可能性は低くなります。
その他にも
・小数のわり算
・分数の四則計算
というのは、生徒がきちんと身についていないと感じる、小学校の計算となります。
親の危機感も薄い
こうしたケースを何度も見てきているので、
「数学ができない」
という生徒に関しては、だいたい
「小学校の計算があやしいのだろう」
という予測が立ちます。
そして体験授業で実際に小学校の算数が怪しい場合、保護者様には
「小学校の算数が身についていません」
とお伝えしています。
ただ、残念ながらそこで「危機感」を持つ保護者様は非常に少ない、という感じがします。
「ああ、そうですか…」
という感じで終わります。
「塾では小学校の算数までやっている余裕はないので、家で復習をさせてください」
といって、具体的に「問題集」まで指定してやるように促します。
「わかりました」
と口では言っていても、その後、入塾した生徒の様子を見ていると
「家で練習していないな…」
と感じることが多いです。
結果、辞めていく
たまに
「塾に通わせれば、なんとかなる」
「お金を払っているのだから、なんとかしろ」
という感じのご家庭があります。
確かにその通りといえばその通りなのですが、塾も万能ではありません。
限られた時間の中で、中学の内容を確認しつつ、小学校の復習までやるのは、現実的には厳しいです。
なので、ご家庭でも協力していただくようにお願いします。
ですが、こちらのアドバイス通りにやっていただけない。
そうなると、
「数学を上げるのはかなり厳しいな」
と、正直思います。
少なくとも、うちの塾では無理です。
結果、納得できずに辞めていく。
そのような流れになります。
夏の間に確認を
もし中学生のお子様がいて
「数学ができない」
と言っているのであれば、
・九九
・分数の通分計算
をまずは確認してみてください。
ここがきちんとできなければ、中学の数学はできるようにはなりません。
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