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non-cognitive abilities

「非認知能力」が、大事らしい

2026/6/9

「非認知能力」を高めれば

最近、YouTubeの教育系動画にすっかりハマっています。

自分が塾で生徒を指導していることもあり、教育に関する話題は、つい気になって見てしまいます。

今回は、「学力の経済学」でおなじみ、中室牧子先生の動画を拝見しました。

その中で、特に気になった言葉があります。

「非認知能力を高めれば、認知能力が高まる」

というものです。

非認知能力を高めれば、テストの点数やIQといった認知能力も高まる。

何やら、とても大事そうです。

ただ、同時に思いました。

「非認知能力」って、具体的に、何?

「非認知能力」とは?

何となくはわかります。

認知能力とは、学校のテストの点数のように、数値で測りやすい能力のことです。

国語が何点、数学が何点、偏差値がいくつ。

数値で表しやすい力です。

一方、非認知能力とは、テストの点数だけでは測りにくい力のことを指すようです。

GoogleやAIで調べたところ、

「自制心、やり抜く力、協調性、意欲、粘り強さ、感情をコントロールする力」

などが含まれると言われています。

教育の世界でも、最近よく聞く言葉です。

「これからは非認知能力が大事」
「非認知能力を伸ばす教育が必要」
「非認知能力が高い子は、将来伸びる」

そう言われると、確かに大事そうな気がします。

大事なことは分かったが…

ただ、正直に言うと、私は少しモヤモヤしました。

「では、その素晴らしい非認知能力は、具体的にどうすれば高まるのか」

ここが、いまひとつはっきりしないからです。

そもそも、非認知能力という言葉自体が、かなり広い意味で使われています。

何をもって非認知能力と呼ぶのか。
どこまでが非認知能力なのか。
どの状況が「非認知能力が高まった」状態なのか。

そのあたりが、どうもあやふやに感じられてしまいます。

もちろん、現在、様々な研究がなされていると思います。

専門的な経済学や心理学の分野では、もっと細かく整理されているようにも感じます。

ただ、これを教育の現場に落とし込もうとする時、

「非認知能力を高めましょう」

と一口に言われても、つかみどころがなく、何とも困ってしまうのです。

私の思う「非認知能力」

そのうえで、あくまで私の実感として思うことがあります。

それは、

「我慢強い生徒」は伸びやすい

ということです。

間違えてもすぐにくじけない生徒。
問題が解けなくても、もう一度考えようとする生徒。
単調な計算練習や漢字練習にも、粘り強く取り組める生徒。
注意された時に、ふてくされるのではなく、いったん自分のこととして受け入れられる生徒。

こういう生徒は、成長しやすいと感じています。

逆に、

少し難しい問題が出るとすぐにあきらめる。
間違えると不機嫌になる。
注意されると、そこで気持ちが切れてしまう。
単調な練習を嫌がり、楽な方に流れてしまう。

このような生徒の場合、学力を伸ばすのは難しいです。

勉強というのは、すぐに結果が出るものではありません。

英単語を一日覚えたからといって、翌日から急に長文が読めるようになるわけではありません。

計算練習を一回やったからといって、すぐに計算が解けるようになるわけでもありません。

同じような問題を何度も解く。
間違えた問題を直す。
覚えたつもりのことでも、もう一度確認する。
できないことを、1つ1つできるようにしていく。

その繰り返しです。

そこには、どうしても我慢強さが必要になります。

「楽しくない」
「面倒」
「思うようにいかない」

それでも、投げ出さずに続けられるか。

ここが、成長するかどうかの大きな分かれ目になるように感じています。

これも「非認知能力」の1つなのではないか。

そのように思っています。

「我慢強さ」を養うには

では、それをどう育てるのか。

私は、「勉強を通じて」育てることができるのではないかと思っています。

自分が解けない問題に向き合う。
間違えたところを直す。
覚えていなかった単語を、もう一度覚える。
計算ができるようになるまで、地道に繰り返す。

こうした経験を通じて、少しずつ我慢強さが養われていくのではないか。

そのように考えています。

「非認知能力」という言葉は、正直、まだ私の中で完全には整理できていません。

何となく大事そうだけれど、少しふわっとしている。

そんな印象です。

ただ、現場で生徒を見ていて、

「我慢強い子は伸びる」

という実感はあります。

そして、その我慢強さは、勉強の中で、少しずつ育てられるのではないかと思っています。

我慢強さが「非認知能力」にあたるかどうかは別として、我慢強い人間は、きっとどの分野においてもやっていけるのではないか。

そのように感じています。

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