「自ら学ぶ」姿勢
2026/8/3
「スマホ認知症」
最近、『スマホ認知症』という本を読みました。

その中で、スマホネイティブ世代の問題点の一つとして、
「自分で決断できない」
ということが挙げられていました。
スマホを見ていると、次から次へと情報が流れてきます。
気になる話題があれば、表示されているハッシュタグをタップするだけで、関連する情報を次から次へと確認できます。
少し前までは、分からないことをインターネットで検索する「ググる」という言葉がよく使われていました。
しかし今では、その「ググる」ことすらしない。
ただ、目の前に表示されたハッシュタグをタップするだけになっているそうです。
つまり、
自分から知りたいことを考え、必要な情報を探しに行く
のではなく、
流れてくる情報を、ただ受け取るだけ
になってしまっている、ということです。
「受け身」の人が増えている?
この話を読んで、個人的にとても納得しました。
普段、人と接していると、
「そのくらいのことは、自分で考えればよいのではないか」
と思うことまで、何でも人に聞いてくる人がいます。
それが生徒であれば、
「まずは、自分の思う通りにやってみたら」
「もう少し自分で考えてみたらどうかな」
とアドバイスできます。
しかし、保護者の中にも、
「それは、こちらで決めることではなく、ご家庭で考えることなのではないかな…」
と思うようなことまで、塾に判断を求めてくる方がいます。
本に描かれていたように
「自分で情報を集め」「自分で考え」「自分で決める」
ことに慣れていない人が増えているのだとすれば、こうした状況にも説明がつくのかな、と思いました。
勉強も「受け身」では伸びない
勉強においても、受け身の姿勢では伸びません。
現在、塾では夏期講習を行っています。
特に受験生の様子を見ていると、勉強に対する姿勢に明らかな違いを感じます。
「今のままではいけない」
「何とか成績を上げたい」
と、自分の意思で夏期講習に申し込んだ生徒は、やはり必死です。
一問でも多く解こうとする。
最後まで、粘り強く問題に取り組む。
「少しでも自分を成長させたい」とする意思が、行動から感じられます。
一方で、
「親に言われたから、渋々来た」
「周りの友達も夏期講習を受けているから、来た」
という生徒は、どこか他人事としてやっています。
塾には来ている。
問題も一応解いている。
しかし、
「自分の成績を、何とかして上げていこう」
という意識・気迫が、行動からは伝わってきません。
秋以降、どうなるか?
興味深いのは、現時点では、勉強を他人事として捉えている生徒の方に、成績のよい生徒が多いことです。
これまでは、それほど必死にならなくても、ある程度の点数を取れてきたからかもしれません。
反対に、「自分から何とかしよう」として取り組んでいる生徒の多くは、目標とする高校に、現在の自分の成績が足りず、危機感を持っている生徒が多い印象です。
現時点では、「他人事」のように、のんびり構えている生徒たちの方が、成績は上。
これが秋以降、両者の成績がどのように変化していくのかは、非常に興味深いところです。
仮に今の成績がよくても、受け身のままで居続ければ、いずれ伸び悩みます。
一方、今は成績が十分でなくても、自ら学ぼうとする姿勢を取り続けられる生徒は、これから大きく成長する可能性があります。
先生や親に言われたからではなく、
「自分のために」
「自分で考えて」
勉強する。
これは、貴重な経験だと思います。
受験生の皆さんには、この夏、ぜひ
「自ら動く」
ということを意識して、勉強に取り組んでほしいと思います。
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