基本に返る
2026/9/17
阪神と松本山雅
私はスポーツ観戦が好きです。
野球であれば「阪神タイガース」、サッカーであれば「松本山雅」を応援しています。
この両チーム、現在どちらも「絶不調」です。
阪神は、優勝マジックが点灯し、「今年も優勝だ!!」と息巻いていたのですが、そこからまさかの大失速。
松本山雅は名監督の招聘に成功し、「今年こそは…」と期待してのシーズンインでしたが、開幕からいまだ勝利なし。
どちらも期待が大きかった分、かなり失望している状況です。
ただ、その一方で、
「現在の状況を、自分が『監督』という立場にいたら、どのように挽回していくか」
というのを、指導者目線で考えている自分がいます。
「思うような結果が出ない時、どのように立て直すか」
これは、難しい課題です。
新しいことをやる
まず、思いつくのは「新しいことを試してみる」です。
流れが悪い時に、同じことを繰り返していても、結果が出る可能性は低いです。
そのような時には、それまでにやったことのないことを試してみる。
新しい選手を使ってみる。
野球であれば打線の組み替え、サッカーであればフォーメーションを変えてみる。
何もせずに手をこまねいていても、事態は好転しない。
であれば、とにかくまずは「動いて」みる。
これは1つの方法だと思います。
ただ、個人的には、今の阪神においても、松本山雅においても、これはあまり「いい手」ではないような気がしています。
特に阪神の場合は、これまでずっと首位だったわけです。
そこで、結果が出ていないからといって、急に新しいことをやろうとしても、うまくいかない。
そのような気がしています。
昔読んだマンガに、
という麻雀マンガがありました。

その中に出てきたおっちゃんの、とあるセリフ
「よちよち歩きのくせに小技を使う奴は運をなくす」
「自分で自分の運を悪くするだけだ」
というものがあります。
「状況が悪い時に焦ってあれこれ動くと、返って結果が悪くなる」
そうしたことを言いたいのではないかと思います。
今の阪神や松本山雅が「小技」を使ったところで、大きな流れは変わらないのではないか。
そのような気がしています。
「基本」に返る
では、どうするか。
もし私が監督であれば、おそらく「基本に返る」というようなことを言う気がします。
今まで積み重ねてきたことを信じる。
今はたまたま結果が出ていないけれども、あわてない。
結果が出ていない今だからこそ、新しいことをしようとするのではなく、「基本」に戻って、もう一度やり直す。
そのように選手には伝える気がします。
うまくいかない時ほど、「基本」に返る。
また、返るべき「基本」があるチームほど、真の強さがある。
そのような気がしています。
これは、勉強面での指導方針にも当てはまります。
私自身は、総合テストで結果が出ないからといって
「応用問題ばかり解けばいい」
という考え方は、あまり好きではありません。
そういう生徒を見ると、まさに先程のマンガのセリフではないですが、
「よちよち歩きのくせに…」
と心の中で思ってしまいます。
うまくいかない時ほど、基本に返る。
計算ミスをしていないか。
漢字を正確に書けているか。
基礎知識に「抜け」はないか。
好調の時には見逃しがちになる「ちょっとしたこと」について、不調のいまだからこそ丁寧に1つ1つ確認をする。
こうした地道な確認作業を続けていくうちに、結果は上向いていくのではないか。
そう思っています。
「真価」が問われている
結果が出ない時ほど、その人の「真価」が問われる。
よく言われる言葉です。
阪神も、松本山雅も、今がその時なのだろうと思います。
また、受験生の中でも、思うように結果が出ていない人がいると思います。
厳しい時だからこそ、目の前の1つ1つの課題に誠実に向き合っていく。
阪神も、松本山雅も、受験生も、そして自分自身も。
応援するチームや人たちにはそのような姿勢であってほしいし、また自分自身もそうありたいと思っています。
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