AIに「教師」の代わりは務まるか?
2026/9/28
「AI〇〇」
AIの進歩には、本当に目覚ましいものがあります。
最近では、「AI〇〇」という形で、ある人の代わりをAIに務めさせるような動きも出てきています。
先日読んだ記事では、
「管理職の代わりとなるAIを作ったところ、部下が相談しやすくなった」
という事例が紹介されていました。
確かに、
「怖い上司に相談するより、優しいAIの方が話しやすい」
というのは、よくわかります。
ただ、この記事を読みながら、私は少し危うさも感じました。
仮にこうした流れが進み、
「学校の先生もAIでいいのではないか」
という話が出てきた場合、AIに「教師」の代わりは務まるのでしょうか。
私は、難しいのではないかと思っています。
「心を動かす」
もちろん、AIにできることはたくさんあります。
勉強を教える。
質問に答える。
進路についてアドバイスする。
こうした一般的な知識を使ったことは、今後ますます上手になっていくでしょう。
ただ、教師の仕事は、それだけではありません。
特に難しいのが、
「その子の心を動かすこと」
です。
例えば、
「まだ大丈夫。ここから頑張ればいい」
という言葉。
AIでも、同じ文章を作ることはできます。
しかし、何年間もその生徒を見てきた先生が、その子の努力している姿を知った上で、本気で、
「あなたなら、まだまだやれる」
と言う。
同じような言葉でも、「AIの言葉」と「先生の言葉」、受け取られ方は違うのではないでしょうか。
人間は、言葉だけを受け取っているわけではありません。
「この先生は、自分のことを見てくれていた」
「本気で心配してくれている」
そうした関係まで含めて、言葉を受け取っています。
だから私は、
「人の心を動かすものは、また人の心である」
と思っています。
AIは、大量の言葉の中から、その場に合った答えを出すことができます。
しかし、人間の教師は、たとえ言葉は拙くとも、「心からの」言葉を発することができます。
その「心からの言葉」でしか、本当の意味で生徒の心を動かすことはできないような気がしています。
いかにAIを「活用」するか
もちろん、AIを否定するつもりはありません。
むしろ、これからの時代、AIは絶対に使いこなせた方がいいと思っています。
教育現場でも、AIは非常に便利な道具になるでしょう。
ただ、AIはあくまでも「補助的」な役割までであり、「本質的」な部分については、まだまだ人間の力が必要とされるような気がしています。
むしろ、AI時代においては、本当の意味で、より「人間の力」が問われるようになるのではないでしょうか。
AIが発達すればするほど、
「では、人間にしかできないことは何なのか」
を考える必要がある。
教師であれば、「知識を伝えること」だけでなく、生徒を見守り、変化に気づき、そして心に寄り添うこと。
その部分こそが、これからますます重要になるような気がしています。
AIを上手に使うことは重要です。
ただ、それだけにとらわれず、
「人の心を動かすのは、また人の心である」
ということも忘れない。
AI時代の教育においては、子どもたちの「心」といかに向き合っていくか。
その部分が重要になっていく気がしています。
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