勉強体力
2016/6/24
堀金中、豊科南中、梓川中の生徒は
テストまで1週間を切りました。
授業がない子も、テスト対策「期末ドカン」で自習に来ています。
自習している「姿勢」を見ていると、
勉強が得意な子、苦手な子がはっきりわかります。
得意な子は、長時間座っていてもあまり姿勢が乱れません。
また、同じ姿勢を保っていられます。
一方、苦手な子はすぐに姿勢が悪くなります。
長時間同じ姿勢を保つことができません。
また、集中力がなく、すぐにボーっと外を眺め始めます。
自分は「勉強体力」という表現をするのですが、
成績が悪い子、勉強が苦手な子はこの「勉強体力」がありません。
「頭が悪い」という言い方がよくされますが、
自分からすると、「勉強体力がない」という表現の方がしっくりきます。
勉強が苦手な子であっても、
自分の興味があることや好きなことに対しては、
それはよく頭が働きます。
しかし、「学校の勉強」となると途端にうまくいかなくなる。
それは「頭の良し悪し」というよりも、
「勉強体力のなさ」が原因だと思うからです。
「勉強体力」とは、「書く力」。
具体的には「計算力」と「漢字力」です。
また、それを支える「計算練習」と「漢字練習」の
取り組み方です。
現在、小学2年生から中学3年生まで見ていますが、
「勉強体力」という意味では、中学3年の生徒よりも、
小学2年生の生徒の方が優れている印象を受けます。
難易度の差はありますが、
「速く」「正確に」書く能力という意味では小学2年生の生徒の方が
鍛えられている印象を受けます。
まぁ小学生の子は自分が3月から指導しているから
贔屓目なのかもしれませんが…。
ただ、小さい頃に「勉強体力」をつけておけば
大きくなってからも困らないだろうな、という実感はあります。
正直小学校低学年の指導については、あまり重視していませんでしたが、
この年代を鍛える必要があるのでは、と最近思い始めています。