直前期の保護者の影響力
2021/2/5
来週には前期選抜。
1ヶ月後には後期選抜。
本番が近くなり、まだどこかのんびりとしていた
受験生も、徐々に緊張感が出てきました。
それに合わせるように、受験生のお子様がいる
保護者の方々の緊張感も高まってきます。
この時期は模試やテストが立て続けに
行われます。
その結果に一喜一憂している保護者の
方も多いのではないでしょうか。
毎年受験生の様子を見ていると
「生徒の力になる保護者の態度」と
「生徒をつぶす保護者の態度」というものには
共通点があるように思います。
まず、
「生徒の力になる保護者の態度」とは
・どっしりしている
・あわてない
・いい意味でおおらか
といったものが挙げられます。
「入試のことは、息子、娘に任せています」
そのように子供に対する信頼を見せています。
その一方で、「万が一」に備えて
あらゆる状況になってもいいように、
周りの環境を整えてあげている。
こうした動きができる保護者の生徒は
試験まで集中して準備が出来ているように
思います。
一方、
「生徒をつぶす保護者の態度」とは
・イライラを生徒にぶつける
・点数についてガミガミ言う
・不安をあおり立てる
といった特徴があります。
テストや模試の結果を見て
あまり結果がよくない。
そのイライラを子供にぶつけてしまう。
「こんな点数じゃ受からないぞ!」
「何とかしろ!」
「やる気があるのか!」
親の立場からすれば、
お子様を叱咤激励している「つもり」
なのかもしれませんが、
必死にやっている生徒からすれば
たまったものではありません。
「やってるよ…」と心の中で
思っているのではないでしょうか。
親の不安定は、子供に伝染します。
その結果、入試まで集中して勉強に
取り組むことが出来ず、
本番で思わぬ結果を招く。
そうしたことがあるように思います。
また、この時期に難しいのが
「父親」の存在です。
今までは子供の受験に対して
あまり口出ししなかったのに、
直前期のこの時期になって、
色々と「アドバイス」をする方が
いらっしゃいます。
その「アドバイス」が
的を射ていればいいのですが、
多くの場合、
「自分の感情を子供にぶつける」だけで
あまりいい影響になっていない
ように思います。
「父親」の影響力は大きいので、
良い方向にも悪い方向にも作用します。
「点数が悪くても気にするな。本番ガンバレ!」
と言って励ますのか、
「こんな点数取ってどうするんだ。
真面目にやれ!」
と言ってしまうのか。
直前期のイライラする時期だからこそ、
保護者、特に父親には「どっしり」と
構えていただけると、お子様は安心して
勉強に集中できるのではないか。
そう思います。
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