「目的意識」の差
2021/6/16
期末テストが近いため
生徒がテスト勉強のため塾に来ています。
自然と生徒の「普段の」勉強の様子を
見る機会が増えるのですが、
「う~ん…」と思うことが多いです。
一般的なテスト勉強としては、
「学校で指定されている範囲の
ワーク(問題集)を解く」
という形になると思います。
ほとんどの生徒は指定された範囲の部分の
ワークを一所懸命に解いているのですが、
その「解き方の質」が生徒によって違います。
大半の生徒は「とにかく埋める」
ことで手一杯。
指定されている範囲の内容を
とにかく終わらせる。
「埋める」ことが目的になっているので、
特に理科や社会は
「教科書を見ながら」やっている生徒が
多いです。
ですが、これでは実力がつきません。
一方、結果を残す生徒は
「テストを想定して」解いている。
テストの時には参考にできる教科書など
はありません。
テストと同じような状況を作り出し、
その中で問題が解けるように練習しています。
同じ「ワークを解く」という行為を
しているのですが、
「目的意識の差」によって
行動の質は全然変わってしまいます。
教科書を見ながらやっている生徒には
「それでは実力はつかないよ」
と散々言うのですが、
「教科書見ないでやっていたら進まない」
とばかりに、アドバイスを聞かずに
やってしまう。
そのため、当然結果も出ない。
悪循環にハマってしまっているよう
に思います。
普段の勉強の時にも
「意図」を持って練習してほしいのですが、
それができる生徒は限られます。
生徒の意識を変えるのは本当に難しい。
そう思います。
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