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国語が先か、英語が先か

2021/6/22

勉強が苦手な生徒を教えていて悩むのが
受験における「英語」の対処法です。
中2までは、単元が決まっているので
そこを集中的に「覚えさせる」ことで
まだ何とかなります。
しかし、中3になると、
これまで習ってきたことも含めて
「総合的」な力が問われるようになります。
こうなると、これまでのような
「局所的」な対応では通用しなくなります。
もし、本気で英語の点数を上げようとするならば
「中1の内容から」やり直す必要があります。
ですが、元々勉強が苦手な生徒が、
それだけの「覚悟」を持てるようになることは
残念ながらほとんどないのが現状です。
また、英語が苦手な生徒の多くは
「国語」もできません。
漢字が書けず、読めない。
また、「てにをは」の使い方が
あやしい子がいます。
こうした、
いわゆる「低学力」層の生徒に対しては、
英語よりも国語(漢字)を
徹底的に覚えさせた方がいいのではないか。
そう感じています。
中途半端な「英語」の指導をして、
大人になって何も残らなかった
という状態になるよりも、
ひたすら「漢字」を覚えさせることで
大人になった時に少しでも「読める」「書ける」
文字を増やしておいた方がいいのではないか。
そう思っているので、
どうしても英語が苦手な受験生に関しては、
まず漢字を覚えるように指導しています。
これがいいのか悪いのかは
指導者の考え方次第だと思います。
「お前の英語の指導のやり方が悪いからだ」
と言われればそれまでです。
ただ、自分としては、
「出来もしないことをできる」
ように見せることはしたくない。
そのことで、生徒にいらぬ期待を抱かせて、
結果何も残せないようであれば、
「頑張れば成果が出る」ことを見極めて
そこに努力を集中させた方がいい。
そのように思っています。

ぜひご覧ください。

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