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「わからない」の対処法

2021/6/25

テスト勉強をしている中3の生徒から
色々と質問が出てくるようになってきました。
「数学」と「理科」が多いです。
過去問の問題、特に「新研究」などの
「B問題」などは入試問題でもレベルが高いので、
今の段階で解ける生徒はあまりいません。
なので、質問は大歓迎です。
一方で、「ただ教えるだけ」では
ダメだと思っています。
まず最初に「そもそもその問題を解く
レベルに達しているのか?」
という点を判断してあげる必要があります。
基本的なことが身についていないのに
難しい問題に挑んでも、
そこから得られることはほとんどありません。
「まずは基本的なことを身につけた方がいいな」
と思ったら、もう少し基本的な問題を
繰り返し練習するようにアドバイスします。
次に、ある程度力のある生徒についてですが、
この場合もただ解き方を伝えるだけでなく、
「どの部分がわかっていないのか」と
いう点を確認する必要があります。
一口に「わからない」と言っていても、
きちんと考えた上で言っているのか、
ちょっとやっただけで言っているのか。
その点を見極める必要があります。
ちょっとやっただけで「わからない」と
言っているのであれば
「もう少し自分で考えてみよう」
とアドバイスします。
きちんと考えた上でわからないのであれば、
説明した際に、響く部分、納得する部分が
出てきます。
そこで初めて「質問した」意味があります。
何も考えず、楽をしようと思って質問しても、
結局は何も残らなくなってしまったり、
後でまた同じ質問をすることになります。
そうしたことを避ける必要があると思います。
「わからない」と言われたからといって
1から10まで何でもかんでも「教える」
というのはよくないと思っています。
指導者が目指すところは、
「生徒が自力で問題を解けるようになる」
ことだと思います。
魚が釣れないからといって、
「魚を釣ってあげる」だけでは、
その人がいなくなった時に
何もできなくなってしまいます。
「自分で釣れるようにする」
その状態になるまで粘り強く指導することが
大事だと考えています。

ぜひご覧ください。

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