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信長、秀吉に比べると…

2021/7/19

最近、戦国時代にハマっています。
本屋へ行くと、ついつい戦国ものの
本を買ってしまいます。
読もうと思っている本が
山のように積まれているのに…。
色々と調べて知識がついてくると、
他の人に語りたくなるものです。
なので、今日は戦国武将についての話を
しようと思います。
今日お話するのは「戦国時代の三英傑」
についてです。
戦国時代、突出した実績を残した
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は
「三英傑」と呼ばれています。
「織田がつき、羽柴がこねし天下餅、
座りしままに食うは徳川」
という風刺もあるように、
最終的には徳川家康が戦国時代を終わらせ、
200年に以上にわたる江戸時代の礎を
築きます。
その意味では、最終的に勝ったのは
徳川家康ではないかと思います。
ただ、信長や秀吉と比べると
家康の人気は劣るように思います。
信長はそれまでのしきたりを打破した
「改革者」として、
秀吉は農民の出でありながら、
天下統一まで果たした
「立身出世」の鑑として、
それぞれ人気があるように思います。
この二人の天下取りのストーリーは
「痛快」そのもの。
見ていてワクワク、スカッとするものが
多いです。
一方、この二人と比べると、
家康は「地味」です。
ひたすら耐えて耐えて、信長、秀吉が
亡くなった後に満を持して登場、
という感じがします。
二人の痛快さと比べると家康の
権力奪取の仕方は「地味」です。
また、権力のとり方が「ずる賢い」部分が
あります。
信長は「権威」に立ち向かう姿が、
秀吉は「人たらし」として、周りの人を
巻き込み実績を上げていく姿が、
人々を惹き付けるのだと思います。
ですが、家康は「難癖」をつけて、
相手を徐々に追い込んでいく
スタイルが目立ちます。
信長や秀吉と比べると「せこい」。
こうした部分が人気のない理由では
ないかと思います。
ですが、個人的にはこの3人の中では
家康が一番好きです。
なんといっても徳川15代の礎を築いた、
その先見性はもっと評価されても
いいように思います。
また「ひたすら忍耐強い」
という部分にも学ぶべきところが
あるように思います。
人の一生は重き荷を背負うて遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。
家康の言葉です。
小さい頃から人質生活を送り、
不自由な境遇を耐えてきた家康の言葉だからこそ
説得力があります。
コロナ禍で我慢を強いられ、
自分がイライラした時には
常にこの言葉を思い出すようにしています。
信長や秀吉は才気あふれる人物なので、
「ちょっと手が届かないな…」という
感じがします。
家康も優れた人物ですが、
「自分でも真似することができるかも」
と思わせてくれるエピソードが多いです。
もう少し家康の人気がでてもいいんじゃないか。
個人的にはそう思っています。

ぜひご覧ください。

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