「コツ」をつかむ
2022/2/16
生徒のワークの解き方を見ていると、気になることがあります。
それは「解答を見ながら解いている子がいる」ということです。
カンニングをしているのと同じ
「解答を見ながらワークを解く」というのは
「テストでカンニングをしている」
のと同じことです。
テスト本番では、何も見ない状態で問題を解かなければなりません。
なので、本番に近い状態で練習をしなければ効果がありません。
解答を見ながらワークを解くのは、カンニングの練習をしているようなものです。
また、解答を見ながらどれだけ勉強しても、覚えられません。
自転車の練習を、補助輪付きでずっとやっているようなものです。
ワークを解いて覚える時には、「負荷」をかけなければなりません。
なので生徒には、「解答や教科書を見ないで問題を解くようにしよう」という話をしています。
アドバイスが届かない
ですが、解答を見ながら問題を解いてしまう生徒は、なかなかこのアドバイスを聞いてくれません。
「見ながら問題解いても、力がつかないよ」
とアドバイスします。
ですが、
「見ないと解けないんです…」
と言って、ゆずりません。
「最初は解けなくても、繰り返し練習していけば解けるようになるから」
と言うのですが、それでも見ながらやってしまいます。
「繰り返し解いていけば覚えられる」という「成功体験」がないために、目先の「安心」にこだわってしまうのだろうな、と思います。
「コツ」は自分でつかむ
「アドバイス通りにワークを解いてみたら、点数が取れました!」と言ってくる生徒がいます。
同時に「何となく、勉強の仕方がわかってきたような気がします。」という感想を述べる生徒もいます。
周りでどれだけ「よかれ」と思って話をしても、自分で納得して取り組まなければ意味がありません。
結局「コツ」というものは、自分で試行錯誤しながら、つかむものなのだろうと思います。
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