令和4年度長野県公立高校入試感想(英語)
2022/3/11
先日終わった、令和4年度の長野県公立高校入試の問題を解いた感想を述べていこうと思います。
今日は英語です。
※数学についてはこちら
昨年並み?
一通り解いてみて、難易度は「昨年並み」という感じがします。
問4(7)の英作文はちょっと書きにくい気がしました。
また問2Ⅰ(3)の穴埋めの問題も、基本的な内容ですが、苦手にする子が多い表現ではないかな、と思います。また、数字を書けない生徒もいたと思います。
一方で、問3、問4の長文読解については、全体的にそれほど難しいという感じはしませんでした。
英作文がやや難しく、読解がやや簡単で、トータルで見たら、「昨年並み」という印象です。
今後の対策
①単語・熟語を覚える
②文法を確実に身につける
③リスニング対策をする
①単語・熟語を覚える
解いていて一番思ったのは、「単語や熟語が覚えられていないと、読解は厳しい」ということです。
単語は、教科書に出てくる単語の難易度が上がっています。
そのため、難しい単語が注釈なしで出るようになってきている、という気がしました。
「strange」「trash」といった単語の意味がわからなかった生徒は多いと思います。
単語同様、熟語表現もたくさん出てきています。
熟語をきちんと覚えていない生徒は結構います。熟語まで押さえておかないと、長文読解は厳しいので、覚えていくようにしましょう。
「新研究」「整理と対策」といった問題集の後ろの方に、覚えておくべき熟語表現が100個ほどあります。
今からそれを地道に覚えていくようにしましょう。
②文法を確実に身につける
文法も身についていないと厳しいです。
問2の基本的な問題のところでも、「受け身」「不規則動詞」「比較」「不定詞・動名詞」「There is」といった文法知識がないと解けません。
長文では関係代名詞がバシバシ出てきていました。
今年から新しく学ぶことになった「仮定法」などの文法については出題されていませんでした。
ですが、おそらく来年からは普通に出題されると思います。
文法も単語や熟語と同様に、地道に練習していかないと覚えられません。今学校で習っている文法は、確実にものにしていくようにしましょう。
③リスニング対策をする
英語の勉強をがんばっている割に、点数が伸び悩む生徒に多いのが、「リスニング対策不足」です。
書いたり読んだりする練習はできているのですが、「聞く」という練習をしていなくて、テストや模試で苦戦する、という生徒が多いです。
リスニングは定期的に練習する必要があります。
一番いいのは、やはり「NHK基礎英語」だと思います。
お金もかからないので、ぜひ取り入れて練習してほしいと思います。
最後に
英語に関しては、「二極化」がはっきりします。
得意な生徒であれば、安定して点数を取ることができます。
一方、苦手な生徒の場合、中3になって取り組んだとしても、ほとんど点数が上がることはありません。
得意な生徒にとっては「簡単」、
苦手な生徒にとっては「難しい」。
これが英語の特徴です。
なので、上位校を目指す生徒にとっては、英語で差をつけられてしまうのは「致命傷」となります。
今年のテストでいえば、蟻ヶ崎以上の高校に入るには、70点以上はほしいかな、という気がしました。
英語のコツは、ただ1つ。
「覚える」
ことです。
今度の入試まで1年ありますから、あえて厳しい言い方をしますが、
「英語ができない」
「英語が伸びない」
と言っている生徒のほとんどが、私の目から見れば「努力不足」です。
「覚えるように」と言っている部分についてすら、完璧に覚えてこず、一体どうやってできるようになるのか?
こちらが質問したくなります。
「本気で」英語を何とかしたい、という生徒さんは、今すぐ単語・熟語を「完璧に」暗記するように練習して下さい。
実際に英語を得意とする生徒は、それだけの努力をしています。
この事実を正面から受け止め、努力を始めた生徒が、英語を得点源にすることができるのだと思います。
☆YouTubeチャンネルもやっています
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ぜひご覧ください。