小学生の問い合わせ
2022/3/30
最近、小学生の保護者の方からの問い合わせが増えています。
特に「小5」の生徒の保護者からの問い合わせが目立ちます。
これまでは、小6の夏以降、中学が近づいてきたら徐々に問い合わせが増える、という流れでした。
なので、「動き出すのが早くなっているのかな」という印象を受けます。
小5はつまづきやすい
以前から何度も述べてきていますが、「小5」から勉強のハードルが一気に上がります。
いわゆる「小5の壁」というものです。
「英語のテストが始まる」
「算数の内容が難しい」
「漢字の量が多く、形も複雑」
これらが理由として挙げられます。
その中でも、やはり「算数」が一番の難関と言えます。
難易度が一気に上がる
小4までの算数は「計算」が中心の内容でした。
なので、それほど練習しなくても、ある程度の内容を身につけることができました。
それが小5になると「速さ」「割合」を中心に、「それが何を意味しているのか」といった、深いところまでの理解が求められるようになります。
計算も分数の通分や小数のわり算など、複雑になってきます。
ここで挫折する生徒が多いです。
正確な数字はわかりませんが、小学生の半分以上はここでつまづく、と言っても過言ではないかと思います。
そして、このつまづきが中学まで続きます。
中学になって、数学や理科を苦手にする子が多いです。
が、「どこからつまづいているのか」をたどってみると、ほとんどの場合が、「小5の算数の未定着」にたどり着きます。
今後もこの流れは続きそう
そうした状況を気にされている保護者の方が、早めに動かれているのかな、という気がしています。
そして、今後もこの流れは続くのではないかな、と思います。
というのも、ご兄弟のいらっしゃるご家庭の動きが早くなっているからです。
上の子が中学で苦戦している様子を見て、「下の子は早めに通わせたほうがいいかな」と思って塾を探す。
こうしたご家庭が増えているように思います。実際に面談でこうした声をよく聞くようになってきました。
塾に通うかどうかは別にして、4月から5年生になるお子様は、最初から注意して勉強に励んでほしいと思います。
なお余談ですが、最近は、最初の問い合わせの時に「ブログを見たのですが…」という保護者の方が増えてきました。
ちょこちょことブログで「小5の壁」について話してきましたが、地道な啓蒙活動が実を結んでいるのかな、という気がして、少し嬉しくなりました。
☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。