夏休みはこれをやろう!(数学編)
2022/7/8
もうすぐやってくる夏休み。受験生はどのように勉強すればよいか。塾講師の立場からアドバイスしたいと思います。
今日は「数学編」です。
※英語編はこちら
苦手な子は「計算」
まず「苦手な子」が、夏休みに何をやればいいかを話します。
「苦手な子」と言っても、半分以上の生徒はこちらに該当するかと思います。
苦手な子は、とにかく「計算」をやるべきです。
安曇野市の中学3年生は、これから「総合テスト」を毎月のように受けます。
「総合テスト」になると、難易度が一気に上がります。
特に数学は相当難しくなります。平均点が「30点台」ということがザラに起こります。
なので、数学で点数を取るのは難しくなってきます。
こうした難しいテストでは「『基本部分』を確実に取る」ということが鉄則です。
数学の場合は「計算」がそれにあたります。
計算問題は、総合テストでも入試でも、20点~30点分くらい出題されます。
まずはここを確実に取れるようにしていく。そういった姿勢が大事だと思います。
計算がある分野は
中1:正負の数、文字式、一次方程式
中2:単・多項式、連立方程式
中3:展開、因数分解、平方根、二次方程式
になります。
この分野の計算問題をくり返し練習してほしいと思います。
また「分数・小数」が入ってくる計算になると、解けない子が多くなります。
ある程度計算が解ける人は、「分数・小数」に絞って練習するのもいいかと思います。
得意な子は「連立方程式」「一次関数」「図形の証明」
次に数学が「得意な子」に向けてです。
「得意な子」とは、「これまでのテストで80点以上をキープ」できている生徒になります。
こうしたお子さんは、基礎が身についていると言えます。
なので「応用問題」に挑戦して、様々な解答パターンに慣れていくのがいいと思います。
その中でも
「連立方程式」
「一次関数」
「図形の証明」
については集中的に練習しておくといいでしょう。
「連立方程式」に関しては、「速さ」「割合」を使った文章問題がいいです。
テストでもよく出題されますし、「速さ」「割合」を使った問題は、「根本的な部分」が理解できていないと、解けない問題が多いです。
そのため、「基本的な理解ができているか」を確認する上でもいい練習になると思います。
「一次関数」については、総合テストで毎回のように出題されますし、入試でもほぼ毎年出題されています。
様々なパターンの問題が出てくるので、過去問を使って、問題に慣れておくといいと思います。
「図形の証明」に関しても同様です。
証明も毎回のように出題されるので、練習しておくといいでしょう。
この時に「なぜそのような証明になるのか」をきちんと押さえることが大事です。
よくあるのが
「『三角形』と『直角三角形』の証明の区別ができていない」
というケースです。
どのような場合に「三角形」「直角三角形」の証明をするのか。
このあたりの違いまでをきちんと押さえられるようになっておくと、総合テストや模試の証明もきちんと解けるようになると思います。
基礎の確認を!
最後に、数学に関してはとにかく夏休みの時間があるうちに、「基礎を固める」ことを意識してほしいです。
苦手な子はもちろんですが、得意な子も、応用問題を解く中で
「ここは忘れてしまっているな…」
という部分が出てくると思います。
そのような時は、「一度基礎に戻って復習する」ということを徹底してほしいと思います。
そうした地道な練習を夏の間にしておくと、秋以降、数学でも大きく点数を崩すことはなくなると思います。
☆YouTubeチャンネルもやっています
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