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「基礎」の重要性

2022/9/29

「基礎」とは何か?

指導の際に「基礎が大事」ということをよく言います。

「基礎」とは

英語で言えば「単語」「文法」「基本文」であり、

数学で言えば「計算」「公式」であり、

国語で言えば「漢字」「文法」

なのかな、と思います。

「基礎」の強み

なぜ「基礎が大事」と言うのか。

それにはいくつか理由があります。

理由1:理解がしやすい

「基礎」というのは、誰もが理解できる内容であることが多いです。

「繰り返し練習することで、定着させることができる」

可能性の高いもの。それが「基礎」です。

理由2:ひらめきの元となる

応用問題というのは

「基礎問題が幾重にも積み重なってできている」

ということが多いです。

そのため、基礎がしっかり身についている生徒であれば、

「この問題は、このように解いていけばいいのだろう」

という予測を立てることができます。

これは「総合テスト」や「模試」のような「今まで解いたことがない」問題に出会った時に威力を発揮します。

基礎がしっかりしている生徒は、初見の問題であっても、糸口を見つけ出し、解き進めることができます。

一方、基礎がなく、何となく「パターン」で覚えてしまっている生徒は、少しひねられてしまうと、途端に解けなくなってしまいます。

理由3:スランプ時に立ち戻れる

プロ野球の選手は、スランプに陥った時、「基本的な練習に立ち戻ることでスランプを脱出する」という話を聞いたことがあります。

勉強でもそういう面があります。

私も受験生時代、数学で苦しんだ時がありました。

どのようにすればいいのかわからない。

そんな時、

「もう一度基礎から見つめ直そう」

ということで、中1の教科書から立ち戻って、教科書にのっていた計算問題を、片っ端から解いていった記憶があります。

計算問題に没頭していくうちに、何となく自信を取り戻していきました。

と同時に、計算ミスで点を落とすということもなくなりました。

その結果、スランプを克服することができました。

「基礎」は大事だが

このように「基礎」を身につけるということはとても重要なことです。

ですが、ほとんどの生徒が、「基礎」を身につけることができずにいます。

その理由は

「基礎を身につけるには、地道な練習を継続する」

必要があるからです。

「基礎」というのは、誰もが理解できる内容です。

そのため、それを定着させるために繰り返し練習することは、退屈な部分があります。

「こんな簡単なこと、何度もやらなくてもできるよ」

そう思いながら、渋々基礎練習をしている生徒がほとんどです。

なので、自分から意識して反復練習をして、「基礎」を身につけようとする生徒はほとんどいません。

「裏技」は楽ちんだが

逆に、多くの生徒が

「見た目派手な、簡単な」

解き方に目を奪われて、そちらをやりたがろうとします。

いま、安曇野市の中3は数学で「二次関数」を学んでいます。

その中に「変化の割合」という項目があります。

基礎的な考え方を使って解くのですが、それだとかなり面倒な計算をすることになります。

一方で、簡単に解ける「裏技」のようなものもあります。

生徒たちはこの「裏技」のようなものにすぐに飛びつきます。

「裏技」の方が、計算はラクだし、パッと解けるから簡単です。

ですが、おそらくほとんどの生徒が、この「裏技」を使いこなせずに終わる。

そう私は見ています。

実際に「裏技」を使う問題がテストで出題されたとしても、基礎が身についていないと

「どのような問題で「裏技」を発動させればいいのか」

ということが自分で判断できず、結局「裏技」を発動できないまま終わるからです。

苦労して身につけたものこそが「本物」

そういう生徒を見るたびに

「ラクして身につけたものは、結局いざという時に何の役にも立たないんだな」

ということを思います。

地道な反復練習から逃げずに、本物の実力を身につけるような勉強をしてほしい。

そう思っています。

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