大学入試は「一般入試」だけじゃないよ
2022/10/13
今日は「大学入試の今」というwebセミナーに参加しました。
講師の先生の話が面白くて、めちゃくちゃためになる内容でした。
と同時に、
「これは、今の高校生に知っておいてほしいな」
という内容だったので、自分の頭を整理する上でも、今日のセミナーの感想を、ブログ記事にしようと思います。
大学合格へのルート
まず高校生、特に私の塾のある、長野県の中信地区の高校生に知っておいてほしいことですが、
「大学入試は、『一般入試』だけじゃないんだよ」
ということです。
知っている人からすれば、
「そんなの当たり前じゃん」
と思われるかもしれません。
ですが、意外にこのあたりの高校生はこの事実をあまり知らず、
「大学には、一般入試を受けないと行けないんだ」
と思いこんでいる生徒が多いような気がしています。
大学入試には、「一般入試」の他に
「総合型」
「学校推薦型」
といった「推薦タイプ」の試験もあります。
昔でいうところの「AO入試」「公募制推薦」です。
昔は「一般入試」で合格する生徒がほとんどでした。
ですが、今は「推薦入試」の合格枠を増やしている大学が多くなってきています。
なので、多くの高3生は
「総合型」
↓
「学校推薦型」
↓
「一般入試」
という形で受験しています。
「一般入試の前に『総合型』『学校推薦型』といった、推薦タイプの試験が受けられる」
この点を、しっかりと知っておいてほしいと思います。
「一般入試至上主義」になりがちな訳
私達が高校生だった頃は、「一般入試8割、推薦入試2割」の合格者枠と言われていました。
なので、大学に行くには「一般入試」で合格するしかない、というのが普通でした。
ですが、先にも述べたように、今は「推薦」での合格者枠が増えてきています。
なので、「推薦」での大学合格を考えるのも、戦略としては成り立ちます。
ですが、こうした戦略が成り立ちにくい状況があります。
というのも、このあたりの高校の先生は
「一般入試至上主義」
だからです。
「推薦で大学に進学するのは邪道。一般入試で合格してこそ一人前」
塾を卒業した高校生の話を聞いていると、そうした進路指導を行っている高校が多いように感じています。
我々の頃はそれでも通用しました。
ですが、現在の「一般入試から推薦入試」といった大学入試の流れに、このあたりの高校の進路指導は、乗り遅れてしまっている、という印象を持ちます。
高校がそうした指導傾向である以上、「推薦」で大学を目指す場合には、自分自身でしっかりと計画を立てて行く必要があります。
評定が大事
一般入試以外の「総合型」「学校推薦型」での合格を目指すには、条件があります。
それは「評定」です。中学でいうところの「内申点」です。
「総合型」「学校推薦型」といった「推薦タイプ」の試験の場合、「評定」が条件になる場合がほとんどです。
なので、ある程度の評定を取っておく必要があります。
最低でも「3.5」、できれば「4.0」以上が欲しいです。
また、評定は「高1」の成績から対象となります。なので、高校に入学しても気を抜かず、コンスタントに成績を維持する必要があります。
高校生に知っておいてほしいこと
とにかく高校生に言いたいのは、
「大学進学は『一般入試』だけじゃないよ」
「推薦タイプの『総合型』『学校推薦型』で合格したいなら、高1の最初から真面目に授業を受けなさいよ」
ということです。
また、
「大学入試はとにかく複雑なので、『志望校を早めに決める』ことと『情報収集を怠らない』こと」
を意識するようにしてほしいです。
大学入試は高校入試と違い
「自分で決めて動かなければ、何も始まらない」
です。
高校入試は、学校の先生や親があれこれとやってくれました。
ですが、大学入試は、自分で受験する学校を決め、合格に向けて準備していかなければなりません。
それがしっかりとできる生徒ほど、志望する大学に合格する可能性が高まります。
大学進学を目指す高校生には、
「自分は大学で何をしたいのか?」
ということを、早めに決めることをおすすめします。
そこが固まっている生徒ほど、大学入試に向けたスタートも速く切れる。
そのように思います。
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