「当たり前」ではない
2023/4/10
出会いと別れと
4月は新しい年度の始まりです。
生徒たちは1つ学年が上がり、新たな気持ちで新学期を迎えています。
当塾も、おかげさまで、たくさんの新しい生徒に入塾していただき、新年度を迎えることができました。
明るい、前向きな気持ちで、4月を迎えることができました。
その一方で、年度末を区切りとして、塾を閉める方々がいます。
今年も、いくつかの「別れ」がありました。
お世話になった方からのご報告
先日、大変お世話になった方と、オンラインでお話する機会がありました。
私が塾業界に入って、右も左もわからず困っていた時、色々と助けていただいた方です。
「もしこの方がいなければ、今頃自分はどうなっていたか…」
そのくらい大恩ある方ですが、この度、塾をお辞めになったという報告がありました。
ご本人はまだまだやる気があり、その方が管理されていた教室自体は問題なかったようです。
が、会社自体が立ち行かなくなってしまったそうで、泣く泣くこの3月に塾を閉めることとなったそうです。
同じ「塾」という環境で頑張ってきた仲間が、不本意な形で塾を閉める…。
仲間の先生方の、こうした報告を聞くと、なんともいえない寂しい気持ちになります。
そしてまた、こう思います。
「自分がいま、こうして仕事ができているのは、『当たり前』ではない」
と。
色々な方々の思いを胸に
当塾も今年で8年目に入りましたが、ここまで続いているのは、「運がよかった」という部分が大きいと感じています。
もちろん、その「運」を招き寄せるために、様々な努力はしています。
ですが、色々な方々の「支え」というものがなければ、まず間違いなくどこかで終わっていたはずです。
なので、いまのこの環境を「当たり前」と思わず、1つ1つの仕事に誠実に向き合っていかなければならない。
その積み重ねが、塾を継続させる「力」となる。
そう思っています。
志半ばで去っていった仲間の方々の思いも背負って、また今日も1日、頑張ろうと思います。
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