「検算」の重要性
2023/8/4
この本、オススメ
昨日紹介した、こちらの本
あまりにも内容が面白く、また「その通り!」と共感する部分が多かったので、あっという間に読んでしまいました。
本の内容は、勉強に関する「あるある」について、データを駆使して評価する形になっています。
その中で
「へ~、そうなんだ」
と思った点について、紹介したいと思います。
それが「検算」についてです。
算数を得意にするには
本の中で、このような質問があります。
「子供が『算数得意!』と自信を持つためには?」
A.応用問題に挑戦させる
B.検算の習慣を身につけさせる
私は「A」かな?と思ったのですが、答えは「B」でした。
「そんなに検算って大事かな?」
と思ったのですが、一通り内容を読んでみて、「確かにそれもそうだな」と納得しました。
生徒に計算の指導をしていて思うのが、
「明らかにその答え違うのに、なんで途中で気がつかないんだ?」
ということです。
例えば、いま中2生には「連立方程式」を指導しています。
「x」と「y」の答えを出すのですが、私から見たら
「それ、明らかに違うだろう」
という答えを出して、平然としている生徒がいます。
基本的な計算問題であれば、答えは「整数」になることが一般的です。
なので、答えが「分数」になったら、「これ合っているかな?」と確認した方がいいです。
私は中学生の時、連立方程式の計算をして、もし答えが分数になったら、必ず出た答えを代入して、合っているかどうかを確認していました。
そこで、答えがあわなかったら、計算の過程を確認して、計算ミスを探す。
そうやって「検算」することで、解答の正確性を高めていました。
確かに自分は、中学までは数学が得意でしたから、
「そうした検算の習慣があったからなのかな」
ということを思いました。
検算に力を入れる
生徒たちには
「検算でいちいち解答を確認させるくらいなら、1つでも多く解法をマスターさせた方がいい」
という風に思って、そこまで検算に力を入れていませんでした。
ですが、これからは
「『検算』について、もう少し細かく指導していこう」
そのように思いました。
この他にも、「へ~、そうなんだ」と、目からウロコの情報が満載の本なので、ぜひ、一度読んでみていただきたいです。
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