自分で気づかないと…
2023/12/27
生徒を指導していると
「それ、前にも言ったでしょ…」
という場面に、何度も出くわします。
昨日も、その場面に出くわしました。
数学の計算問題。
文字と分数がセットになった問題です。
「分母を払うかどうか」
の判断が出来ずに、何も考えずに分母を払って間違える。
間違えたのは受験生です。
この間違え。これまで何度も見てきたので、このタイプの問題が出てくるたびに説明してきたのに、未だに間違える。
こうした、繰り返し同じ間違えをする生徒を見るたびに思います。
「やっぱり自分で気づいて直さないと、ダメだな…」
と。
我々指導者が、生徒の「間違え」を根本的に直すことはできません。
直すことができるのは「生徒自身」です。
我々にできることと言えば、間違えを指摘して「気づかせる」ところまで。
そこから先は「生徒自身」がどれだけ問題意識を持って「直そう」とするか。
同じことを言っていても、
「すぐに改善できる生徒」
「何度言っても改善できない生徒」
がわかれますが、「生徒自身の意識の差」によって、結果が違ってしまう。
そのことをつくづく感じます。
その意味では、指導者というのは
「なんと無力な存在だろう」
と思います。
ただ、そこで諦めていては問題解決はしません。
何度間違えても、生徒が自分で気づいてできるようになるまで、「しつこく」いい続ける。
指導者に一番求められるのは
「粘り強さ」
なのだろうと思う、今日この頃です。
※猿田塾へのお問い合わせは、こちらから