「基礎・基本」
2024/2/28
別の塾に通っていた方
「現在別の塾に通っている、あるいは過去に塾に通っていた」
という方が、当塾に来られることがあります。
最近はそういう方の数は減ったように思います。ですが、それでも何名の方かはいらっしゃいます。
最初に体験授業をするのですが、たまに
「そこから教えなきゃいけないの…?」
ということを感じる時があります。
「基本」が身についていない
一番感じるのが「数学」です。
数学の体験授業をやる時には、まず「計算」をやってもらうことが多いです。
計算の様子を見れば、どのくらいの実力があるのかが、なんとなくわかります。
そこで感じるのが、
「途中式の書き方がわかっていない」
生徒がたまにいる、ということです。
「初めて塾に通う」という生徒であれば、「仕方ないかな」と思います。
ですが、「以前塾に通っていた」という子であれば、
「せめて基本的な部分については、教えておいてほしかったな…」
と感じます。
また「英語」の授業をする場合。
体験授業の前に
「英語のノートを持って来て下さい」
と案内します。
こちらとしては、「英語専用」の、「罫線の入ったノート」をイメージして話しています。
大体の方は、こちらの考える「罫線の入ったノート」を持って来ていただけます。
が、たまに「普通の大学ノート」を持ってくる子がいます。
まだ「英語が得意」という子であれば、それでもいいのですが、たいていそういう子は「英語が苦手」です。
「前の塾では『英語専用のノート』を使うように、指導していなかったのかな…」
と、残念に思います。
数学・英語、どちらのケースにおいても、「基本」的なことです。
その「基本」的なことも身についていない。
一体何を教えていたのかな。そう思ってしまいます。
「責任の重さ」を感じる
こうした経験をするたびに、改めて「基礎・基本」の重要性を痛感します。
そして、
「それを教えるタイミング」
についても考えます。
これからまさに、小学6年生は中学に入学しようとしています。
6年生はいわば「まっさら」な状態です。
その「まっさら」な状態の子供たちに、「正しい勉強のやり方」を指導しなければならない。
この期を逃すと、「基礎・基本」があやふやなままで中学校生活を過ごすことになってしまいます。
そうした「責任の重さ」を、「基礎・基本のできていない子」の体験授業を通じて、感じています。
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