「学力差」が広がっている?
2024/2/27
テスト結果を見て
先日行われた「3学期期末テスト」のテスト結果表が出てきています。
色々な学校の数字を見ているのですが、そこで気づいたことがあります。
それが、
「テストが易しかった割に、平均点が上がってこない」
ということです。
「山型」ではなく「フタコブラクダ」
以前だと、「易しかった」テストの場合、「全体的に」点数が上がることが多かったです。
それが今回のテストでは、
「元々点数が取れる生徒」の上げ幅は「大きい」が
「元々点数が取れない生徒」の上げ幅は「小さい」または「変わらない」
という風になっています。
それを表すのが「平均点」です。
以前は
「平均点を中心に、山型」
のグラフの形になっていました。
平均点付近の点数の子が一番多く、そこから離れるほど人数が小さくなる、という形でした。
数字で例えれば、100人中「50点に50人」くらいいて、「0点と100点に1人ずついる」というようなイメージです。
それが、今回のテストでは、
「フタコブラクダ」
のような形になっていました。
平均点よりも「上の点数」の人数と、平均点よりも「下の点数」の人数が多く、それを平らにすると、平均点が出る、というような感じです。
「80点と20点にそれぞれ40人ずつ」いて、それを足して平均を出したら50点になる、というようなイメージです。
「できる生徒」と「できない生徒」の層が以前よりも、くっきりと分けられてしまっているような感じを受けました。
平均点付近が少ない
これは、「塾の生徒の成績」を見ていても、なんとなく感じています。
うちの塾では、以前は「平均点」くらいの子が多かったです。
ですが、最近は徐々に「二極化」してきているような感じがします。
「平均点以上」の子が増えてきていると感じる一方で、
「平均点以下」の生徒がポツポツと来る、というような感じです。
「平均点付近」の生徒が、減ってきている、ということを感じます。
たまたま、優秀な生徒が集まってきているのであれば、それはありがたいことです。
ですが、その一方で、今回のようなテスト結果を見ていると、
「学力差が、進んでいるのではないか…」
という不安も広がってきます。
たまたま「今回のテスト」がそのような結果であっただけ、ということであればいいのですが…。
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