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倍率確定(令和6年)

2024/2/29

倍率確定

令和6年度の長野県公立高校入試の後期選抜の倍率が確定しました。

※詳細についてはこちら

多少の変動はあったものの、それほど大きな変更はありませんでした。

ここ数年、「ほとんど変化なし」という状況が続いています。

特に「松本四校」を受験する生徒は

「落ちたら、私立に進学する」

という覚悟を決めている子が多いです。

なので、いずれ「志願変更というのはなくなるかな」と個人的には思っています。

中学校の先生の負担も大きそうですので…。

松本深志

それでは、主な高校の倍率を見ていきたいと思います。

まずは「松本深志」です。

変更前1.08→1.08(1.13)
※カッコ内は昨年の倍率

「少し下がるかな」と思っていたのですが、「まったく変化なし」でした。

さすがに深志を受ける生徒たちは、

「腹が据わっている」

ということでしょうか。

昨年と比べると倍率は低いですが、それでも「中信地区最高峰」の戦いです。

各自が実力を発揮できるように、祈っています。

松本県ヶ丘

次に「松本県ヶ丘」です。

【普通科】
変更前1.14→1.13(1.17)
【探究科】
変更前2.94→2.75(2.44)
※カッコ内は昨年の倍率
※普通科の倍率は、「探究科不合格者も含めた、実質倍率」

県ヶ丘については、

普通科は、昨年よりもやや低め
探究科は、昨年よりもやや高め

という結果となりました。

探究科は相変わらずの人気です。

「日頃の教育に対する評価」
「地道な広報活動」

が実を結んでいるような気がします。

松本蟻ヶ崎

次に「松本蟻ヶ崎」です。

変更前1.21→1.18(1.19)
※カッコ内は昨年の倍率

蟻ヶ崎は、相変わらずの「高倍率」です。

定員割れを起こす高校がたくさんある中、蟻ヶ崎の倍率は「1.2倍」が普通、という印象です。

「蟻ヶ崎の倍率が高い」というのは、私が高校受験をした、30年前から変わらない傾向です。

なので、今後も変わらないように思います。

蟻ヶ崎を目指す人は、「厳しい競争を勝ち抜くだけの力」をつける必要があります。

松本美須々ヶ丘

次に「松本美須々ヶ丘」です。

変更前1.16→1.13(1.14)
※カッコ内は昨年の倍率

美須々はほぼ昨年並みの倍率と言えます。

一時期は「定員ギリギリ」、あるいは「二次募集」をしていた時期もありました。

その頃と比べると、人気が復活してきている印象です。

人気復活の理由は、正直わかりません。

ですが、「コロナ」を境にして、美須々の人気が高くなったような気がしています。

豊科

最後に「豊科」です。

変更前1.03→1.01(1.09)
※カッコ内は昨年の倍率

豊科は、昨年と比べると倍率は低め、「ほぼ定員」です。

「ほぼ定員」という傾向が、ここ数年続いている印象です。

「目標とする生徒が多い印象だが、蓋を開けてみると、ほぼ定員」

これが最近の豊科高校のイメージです。

以前と比べると、豊科高校に行けるくらいの生徒が「私立」に流れている。

そんな気がしています。

その他の気になる高校

その他、変更前の倍率が高かった高校です。

◎塩尻志学館
変更前1.35→1.25(1.01)
※カッコ内は昨年の倍率

変更前と比べると、倍率は下がりました。

それでも昨年と比べると、かなりの高倍率です。

◎南安曇農業
グリ1.25→1.10(0.95)
環境1.05→1.00(0.29)
生物1.10→1.10(1.00)
※カッコ内は昨年の倍率

南農は、昨年と比べると、どのコースも定員を満たしています。

今年の「進学・就職実績」がよかったので、それが人気を呼ぶ一因になったように思います。

「きちんと実績を残せば、人は集まる」

塾屋の私としても、非常に教訓となる事実です。

賽は投げられた

倍率は確定しました。

ここから先は、「自分自身との戦い」です。

周りの人は関係ありません。

志願変更期間中、毎日のように倍率を気にしている生徒がいました。

「バカもんっ!!」

と、波平さんばりに怒りました。

「そんなことをする暇があったら、少しでも勉強しろ!!」

と。

周りをどれだけ気にしたところで、自分の実力はつきません。

向き合うべきは「自分自身」です。

残りわずかとなったこの時期、いかに自分と向き合い、最後まで諦めずに勉強を続けるか。

その「過程」こそが重要です。

「受験」というのは、「合否」という結果が出ます。

「合格」「不合格」。

その差は残酷なものです。

ですが、仮に「不合格」となったとしても、そこで人生が終わるわけではありません。

生徒たちの人生は、まだまだ先が長い。

その長い人生において、「高校入試」という最初の関門と、どのように向き合うか。

その「向き合い方」こそが重要だと思っています。

ここまできたら、後は本番で実力を発揮するのみです。

すべての受験生がベストを尽くせるように、祈っています。

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