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「読む」ということ

2020/12/9

昔と比べると、今のテストは圧倒的に
「読む力」が問われます。
国語はもちろんのことですが、
他の4教科であっても
問題文には文字がびっしり並んでいます。
まずはそれを読み解く力が必要です。
いくら「知っている」としても
「何を聞かれているのか」がわからなければ
答えることが出来ません。
この「読む力」は学力に比例している
ように感じます。
一番感じるのは、生徒の
「問題を解くスピード」です。
一般的に、文章題を解かせてみると、
学力の高い生徒の方が解くスピードが速いです。
ただ、「速い」からいいという訳ではありません。
たまに、問題を解くのがとても速い生徒がいます。
その場合、
「ただ解いているだけ」ということが多く、
「なぜそのようになるのか」
という部分を詰めきれてない生徒がほとんどです。
生徒に問題を解かせる時に
「この子の実力であれば、この問題はだいたい
このくらいの時間がかかるだろう」
という予測を立てます。
だいたい予想通りの時間になりますが、
たまに予想以上に速く解き終わる生徒もいます。
ただ、速く解ける生徒は
「自分のどこを間違えたのか」
「なぜ間違えたのか」
という部分のツメが非常に甘く、
この点が学力上位の生徒との差であると
感じられます。
問われている内容をきちんと把握し、
「なぜそうなるのか?」という点を
考えながら問題を解く。
これがきちんとできる生徒が
安定した成績を残しているように思います。
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