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「知的好奇心」

2021/2/19

生徒の質問に答えていると、たまに
「小さい頃に、自分で考えることを
してこなかったのかな…」
と感じることがよくあります。
最近あったのは数学の「比」を使った問題
についての質問でした。
表面的な数字を追うばかりに、
「その数字が何を意味しているのか」
「どのように条件をそろえればいいのか」
ということに気づかず、解けないでいました。
この問題は、小学校の算数で
「比」をどれだけ深く理解できていたかで
気づくかどうかが変わってきます。
・「比」というものの本質
・実際の数字と何が違うのか
そうしたことを小学校の時に
考えていた生徒であれば
こうした問題に悩むことはないと思います。
こうした知識は小学校で習って
身につけるものではありません。
自分で問題を解く中で、
「なぜ、普通の数字と同じように計算すると
結果が変わるのだろう?」
「比というのは、何を表しているのだろう?」
という疑問を持ちながら、
自分で試行錯誤しながら理解していく。
そうした「知的好奇心」というものが
問われるように思います。
勉強が「できる」「できない」というのは、
結局この「知的好奇心」の差では
ないかと思います。
学力が伸びていく子は「なぜ?」にこだわる。
「なぜこの問題を間違えたのか?」
「なぜこのような答えになるのか?」
「なぜこうした解き方をするのか?」
自分の「なぜ?」を追究する姿勢が見られます。
一方、学力が伸び悩む生徒は淡白です。
「答えはそうなるんだ」
「へぇ~」
そこで終わり。
「なぜ?」を追究する姿勢が見られません。
ではどのようにすれば「知的好奇心」が育つのか。
正直、万人に通用するような答えを
自分は知りません。
ただ、あまりにも周りで
「答え」を与えすぎてしまうと
子どもたちは自分で考えることを止めてしまう
ような気がしています。
間違っていてもいいので、
子どもたちに考える時間を与える。
子どもが導き出した答えに素直に耳を傾ける。
大人にはそうした姿勢が求められている
ように思います。
ぜひご覧ください。

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