図をかいてみる
2021/7/14
算数や数学の文章題を解く時には、
「図で表すことができるか」
が大事です。
文章題が解けない生徒に共通するのは
「文章のまま考えようとする」
ということです。
問題文とにらめっこしながら
ウンウンとうなっている。
これだと、文章題は解けません。
問題文で聞かれていることは
どのようなことなのか。
それを図にして考えることが
できるようになると、
問題が解ける可能性が高まります。
また、仮に解けなかったとしても
答えと照らし合わせてみて、
自分のどの部分の理解が足りなかったのか、
間違えていたのかを確認しやすくなります。
「図をかけるようになる」には
いくつかの工程が必要です。
まずは「マネてみる」。
解答や例題には、図を使って
説明がされていることが多いです。
それをそのまま真似してかいてみる。
マネをしているうちに
「ああ、この問題であれば、
こうした図をかけばいいんだな」
ということがつかめてきます。
あとは、問題文を解きながら
試行錯誤を繰り返します。
その中でだんだんと図の精度が上がっていく。
そのような感じです。
これは以前のブログ記事
「算数のおもしろさ」についての話と
かぶりますが、
算数や数学が得意な生徒であっても、
文章題で「図」を使って考えられている
生徒はほとんどいないように感じます。
「とりあえず問題が解けていればOK」
そうした淡白な姿勢が多いのが少し残念です。
「その問題が聞こうとしているのは何か」
「なぜそうした解き方になるのか」
ということを、図を使いながら、
さらに深く掘り下げられると
もっと理解が深まるのですが、そこまで
突っ込んで考えられる生徒はなかなかいません。
このあたりのことは
「教えられて」身につけるというよりも、
「自分から取りにいく」姿勢が求められます。
今の生徒たちは与えられすぎていて、
この部分の姿勢が弱いかな、と感じます。
間違えてもいいんです。
自分で試行錯誤しながら問題を解く。
そうした経験を生徒たちには
もっと持ってほしい。
そう思っているので、私はあまり
教えすぎないようにしています。
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