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「単位量」の考え方

2021/7/15

小学校で習う「単位量」。
さらっとやってしまうところですが、
この考え方がしっかり身についているかどうかで
中学の理数系、特に「理科」の成長度合いは
大きく変わると思っています。
というのも、中学で覚える
理科の公式の多くは「単位量」の
考え方を使っているからです。
例えば「密度」。
「質量÷体積」をやると出てきますが、
この計算は結局
「1立法センチメートルあたりの重さ」
を求めるための計算と言いかえることができます。
例えば「圧力」。
「力÷面積」で出てきますが、
この計算も
「1平方メートルあたりの力の大きさ」
を求めるための計算と言いかえることができます。
「単位量」の考え方がきちんと理解できていれば、
「密度」も「圧力」も
その公式が何を求めようとしているのか、
という本質を理解することができます。
なので、仮に公式を忘れてしまっても、
すぐに思い出すことができます。
ですが、ほとんどの生徒が「単位量」の
考え方がしっかりと身についていません。
なので、公式を「公式」として
覚えるだけになってしまい、
「その計算が何を表しているのか?」
という理解にまでいかないまま
終わってしまいます。
そのため、すぐに公式を忘れてしまいます。
中学生の理科を指導していると、
小学校で習う「単位量」の考え方の重要性を
痛感します。
このあたりは学校ではあまり深く
やらないところなので、
家で何度も問題を解いて自分なりに
理解を深めておいてほしいところです。

ぜひご覧ください。

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