公立高校入試問題雑感⑤
2016/3/22
最後は「国語」と「5科総括」です。
まず難易度ですが、
問1、特に(6)の「要約+作文」が難しいのですが、
それ以外の問題はむしろ解きやすいと思われるので、
全体的な難易度は昨年並と予想します。
ただし、(6)ではまった生徒が多かった場合は
逆に平均点は下がるかもしれません。
問1は二つの文章を読ませる問題です。
あまり解いたことのないパターンの問題です。
また、(6)の記述問題も難しいと思います。
ここはいかにすばやく、取れる問題を確実にとれたかが
ポイントだったと思います。
問2:話し合いの問題。
昨年も同じような形式で出題されています。
内容はそれほど難しくないので、
全問正解を目指したいところです。
また、日頃から生徒会活動では積極的に
発言するようにしましょう!
と、言いたいところですが、
みんなそんな積極的な子ばかりではないと思います。
発言するのが恥ずかしい子は、こそっと心の中で
つぶやきながら話し合いに参加してみてください。
問3:漢字
全問正解を狙うこと。
問4:古文
内容はとても簡単だと思いますが、
慣れていない子にはきついと思われます。
問題演習を積んで、古文独特の表現
「歴史的かなづかい」や「主語省略」
に対応できるようにしておきましょう。
問5の物語文も読みやすく、
そんなに難しい設問もないと思うので
しっかり得点したいところです。
長野県の「国語」は、他の教科と比べても平均点が例年高いので、
差をつけにくい科目だと思います。
小さなミスが命取りになります。
対策としては、
・「漢字」「文法」の問題を全問正解する
・問題演習を繰り返す
・古文が苦手な子は、古文の問題を集中的に解く
です。
「漢字」「文法」という、日頃の練習で対策がしやすい
所では確実に得点する。
また、問題演習を繰り返すことで
落ち着いて解けるようになることが大事です。
「5科総括」
今年も一通り解いてみて思ったことは、
「定期テストの延長に高校入試がある」ということです。
「入試だから特別な対策が必要」といって
あれこれ目新しいものに飛びつく必要はありません。
まずは
・毎日の「学校の授業」をしっかり聞く
そして
・定期テストに向けてしっかり勉強する
この2つを徹底することが大事です。
その上で、過去問等で入試問題に慣れていけばよいと思います。
派手な勉強は必要ありません。
地味な勉強を日々どれだけ積むことができたか。
そうした勉強を続けることができた子から合格できる試験だと思います。