1・2年の内容全部②
2017/5/24
昨日の続きです。
3年生になると
テスト範囲が一気に広くなるのもそうですが、
難易度も急に上がります。
3年生には、「3年間の総まとめ」的な問題集が
5教科分配られます。
これは全国の入試問題の中からピックアップされた
問題をまとめた内容になっています。
「分野別」「難易度別」にまとめられているので、
復習するにはとてもよい問題集です。
ただ、応用問題(いわゆる「B問題」)については
解くのはかなり厳しいです。
入試問題、つまり中3の2~3月に解けるようになっているかどうか、
といった難易度の問題を今の時点で解くのは、
正直かなり厳しいです。
そのあたりを配慮してテスト範囲を決めている
先生もいらっしゃいますが、
多くの学校が、テスト範囲として
「1・2年全範囲(A・B問題全て)」
という設定をしています。
1・2年の内容なんて、
忘れてしまっている生徒がほとんどです。
基礎すらおぼつかないところに、
応用問題を出したところで太刀打ちできません。
結果、「やっても無駄」となってしまって
努力することをあきらめてしまう、
そういう子もいるのではないでしょうか。
そこまでいかなくても、
頑張っても頑張っても点数が上がらず、苦しそうにしている
生徒達の様子を見ていると、
もうちょっと適切な負荷のかけ方をした方が
いいんじゃないかな、と思います。
私としては、
①3年1学期まではこれまでの定期テストと同様の試験範囲+難易度
②3年2学期以降の1回~4回の総合テストのうち、
2回は定期テストと同様の試験範囲+難易度、
2回は全範囲
でいいのではないかと思います。
確かに早い時期から復習に取り掛かることは重要です。
ですが、あまりにも急な強い負荷は、結果として
子供達をつぶすことになるのではないか。
土日も頑張って勉強している生徒を見ていると
そんな気がしてなりません。