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模試は積極的に受けよう!

2017/7/11

模試についての宣伝が多くなってきました。
長野県だと大きく分けて
①信学会の「高校入試学力テスト」
②「なが模試」
があると思います。
それぞれの特徴は以下の通り。
①信学会
よいところは
・長野県の出題傾向に似せて作られている
・受験する生徒が多いので、「自分の順位」が
より正確にわかる
残念なところは
・準会場が少ない(信学会以外の会場では受けられない)
・成績判定がわかりづらい
信学会は、昔から模試を実施している老舗です。
自分が現役のときもお世話になりました。
老舗だけあって、
問題の内容、質は長野県の出題傾向を意識していて
素晴らしいと思います。
また、受験する生徒も多いので、
信学会の順位はかなり入試の順位に近いものが
出ると思います。
残念な点は、
「成績判定」がわかりづらい、という点です。
1ページ目の成績判定、ほとんどの生徒が
「C判定」(一番悪い)が出てしまいます。
原因は正確にはわからないのですが、
表記している内容から推察すると、
「昨年の受験生(2月時点の実力)と比較」
されるために、悪く出ているようです。
入試直前の去年の中3の実力と
これから勉強していく今年の中3の実力を並べても
あまり意味がないと思うのですが…。
この成績判定の出し方だと、
パッと見たら、ほとんどの生徒が
「マズイ…」
と慌てると思います。
下手に不安を煽っている気がしてしまい、
そこが残念なところです。
※成績を低く出して、季節講習に誘導したい、
 という意図が見え隠れするのは邪推でしょうか。

②なが模試
よいところは
・準会場が多い(探せば近所の塾で受けられる)
・成績判定がわかりやすい
残念なところは
・問題があまり長野県の出題傾向を意識している
 感じがしない
・母集団がまだ少ない
「なが模試」は昨年からスタートした模試です。
信学会以外の大手の学習塾さんが中心になって
企画・運営されている感じです。
よいところは、
準会場が豊富にあるので、
探せば近くで受けられる、という点です。
また、成績判定も受験した生徒内での偏差値から
判定を出してくれるので、
わかりやすいです。
残念なところは、
信学会と比べると、問題の質にやや不満が残ります。
あまり入試の傾向を意識していない感じがしています。
「なが模試」と長野県メインを唱っている以上、
更に問題研究をしていただきたいところです。
また今年で2年目なので、信学会と比べると、
まだ受験生の数が少ないです。
そのため、順位の正確さにやや不安があります。
ただ、大手学習塾では生徒に「なが模試」を
薦めていたり、うちのような小さい塾でも
手軽に実施できるので、今後受験生数は
増えていくと思います。
受験の仕方ですが、
「どちらか一方だけ」というのはちょっと危険な気がします。
どちらの模試も一長一短があるため、
片方だけだと、正確な実力が把握できないおそれが
あるからです。
「信学会」「なが模試」どちらかをメインに受けつつ、
年明けの模試は両方受ける
というのがいいかと思います。
受験を開始する時期ですが、
私は積極的に受けたほうがいいと思います。
特に「蟻ヶ崎」以上を狙っている子であれば、
早くから受けたほうがいいと思います。
「テスト」というのが、一番いい練習法です。
本番(入試)に近い状況を繰り返し行うことで、
時間配分、試験慣れ、
ができると考えています。
当塾の生徒は「なが模試」を受験していますが、
「信学会」の模試も合わせて受けている生徒がいます。
先日あった「復習テスト」がかなり難しかったらしく、
最後まで解けなかった生徒がほとんどだったようですが、
この子は、とりあえず一通りすべての問題を解いていました。
模試を積極的に受けていたため、
「時間配分」がうまくできるようになっているからだと思います。
また、今の時期については
あまり「できた」「できない」は問題ではありません。
むしろ「どの分野・科目ができなかったか」を
把握することが大事です。
まだまだ克服するのに十分な時間はあります。
これが、「年明けに初めて受けた」となると、
そこからの課題克服は時間的に難しいです。
「模試は入試に向けた、最高の練習機会」
と考えて、積極的に受けるようにしましょう。

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