特別な授業はやらないの?
2017/7/14
小学生の保護者の方と面談をしていた時のひとコマ。
夏期講習についてのご案内をしていたのですが、
「普段の授業内容をそのまま先に進める」という話をしたため、
「何か特別な授業みたいなことはされないのですか?」
という質問がありました。
質問を受けてから、
「なるほど~」と思って色々考えてみたのですが、
「特にやりません」という結論になりました。
夏期講習といえば、
色々特別な授業をするのが普通なのかもしれませんが、
自分の中ではあまりそういうことをする気になりません。
もしその子にとって「特別な授業」が必要ならば、
普段の授業でやればいいのかな、と思うのです。
今通っていただいているお子様、
特に小学生に関しては、
普段やっている授業内容がその子にとって
ベストな内容だと思ってやっています。
なので、あとはそれを規則正しく続ける。
それ以上のやり方が自分の中にはどうしても
出てきません。
中学生に関しても、
使う教材こそ「ミラクルロード」が中心になりますが、
ミラクルロードの内容は
「基礎~応用問題の反復練習」です。
特別に「派手な」解き方を教えるようなことはありません
(「わからない」ところについては解説しますが)。
今回のテストでもあったのですが、
繰り返し生徒に解説した問題がそのまま出題されました。
「できているかな」と思ってみたのですが、
間違えていました…。
いくら説明を聞いて「わかった」気になっていても、
テスト本番で解けるかといえば、解けません。
「わかった」と思った問題を、
「できる」段階まで繰り返し練習し、
自力で解けるようにならなければ
本番では解けません。
では、どのような状態になれば「できる」段階といえるか。
それは「他の子に教えられる状態」です。
理解が深まっていなければ、他の子に教えられません。
実はこの問題、他の子からも質問を受けて
何回も説明していたので、私の理解がドンドン深まって
覚えるくらいになってしまいました…。
私ができるようになっても仕方ありません。
生徒が自分でできるようにならなくては。
そのためには、地味ですが「問題演習を繰り返す」しかない
と思っています。
問題を解く→間違っているところを確認する→解説を見て確認する
→それでもわからない場合は質問して解き方を学ぶ
→もう一度問題を解く
「学問に王道なし」
真の実力をつけるにはこれしかない、と思っています。
派手なことはやれません。
地道な学びをしてもらいます。
面白味はないかもしれませんが、
それが生徒のためになると思っています。
なので、当塾では「特別な授業」はやりません。
※夏期講習についてはこちらをご覧ください