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文章題が苦手です

2017/8/8

「文章題が苦手です…」という
お子さんは多いです。
原因はいくつかあると思いますが、
1番の原因は
「文字情報を映像化できない」
点にあると思います。
文章を読んで、
「その問題がどのような場面を表しているか?」
が頭のなかでイメージできていない。
そのため、
「何が聞かれているのか、分からない…」
という状態に陥っているのだと思います。
文章題が解ける生徒は、
文字情報をまず「映像化」します。
文章題の状況を簡単な絵に表しながら、
「その問題は、何を聞いているのか?」
を理解しようとします。
一方、文章題が苦手な生徒は
文章を読んで固まってしまいます。
「問題の内容を、図で表してごらん」
と言っても、それができません。
「文字情報を、映像としてイメージする」
という訓練がなされていないからです。
このような「文字→映像」という頭の働きは
「読書」をすることで鍛えられます。
「読書」をしている生徒は、
文字を映像化する訓練を自然と行っています。
「読書」をしない生徒は、
自分で「文字→映像」という転換ができません。
そのため、
「外から与えられた映像情報」は
理解することができますが、
「文字」から情報を認識する力が弱いです。
その結果、「その文章がどのようなことを言っているのか」
を認識することができません。
数学の文章題を指導していて、
改めて「読書」の重要性を痛感します。
どうしたら「読書好き」の子供が育つか…。
難しいテーマです。
ちなみに、日本人はアメリカ人と比べると
相当「読書量が少ない」のだそうです。
確かに、横浜にいた時の電車移動では、
「スマホ」や「ゲーム」に夢中な人がほとんどで
読書をしている人は僅かでした。
子供達に「読書をしろ」と言う前に、
まずは大人の我々が、スマホを一旦脇に置いて、
読書量を増やす必要があるかもしれません
(自戒を込めて…)。

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