暗中模索
2017/9/20
総合テストになると、
テスト範囲が「全範囲」になります。
そのせいか知りませんが、
中3の現在進んでいる範囲がどこまで
テスト範囲なのかがわかりません。
丁寧な学校だと今まで通り
きちんと中3の範囲を出してくれますが、
全く何の連絡も出さない学校もあります。
これってどうなんでしょう?
指導する側としては本当に困ります。
とりあえず「1・2年の範囲」からは何かしら
出ることは確実なので、
「1・2年の範囲を復習しておけ」
と言っておけば、事は足ります。
しかし、入試本番を考えると、
中3のこの時期に取り扱っている内容は
とても重要です。
英語であれば「It is構文」「疑問詞+不定詞」、
数学であれば「2次方程式~二次関数」。
理解するのに時間がかかるというのに、
このあたりの内容がテストに出るか
どうかもわからない。
そうなると、どうしても中3内容の対策は
手薄になってしまいます。
内容がどんどん難しくなっていくというのに、
練習量が確保できなくなる、というこの矛盾。
どのように対応しろ、というのでしょうか。
もう少し生徒に適切に負荷をかけてほしいな、
と思います。
さすがにテスト2日前に、口頭で、
中3の範囲を言われても対応しきれません。
それでもまだ範囲を伝えるだけ
ましとも言えますが。
結局、「中3から頑張っても無駄だから、
1・2年からきちんと勉強しておけ」
ということなのでしょうか。
だったら部活をテストぎりぎりまで
やらずに1週間くらい休みにしろ、
と思いますが。
たかだか3日で対応できる生徒なんて
ほとんどいません。
「やること(授業)さえやっていれば、
生徒に実力がつくかどうかは本人次第。」
そんな学校の先生の本音が透けて見えます。
実際そうかもしれませんが、
学校は「子供の学力を伸ばす場」なのだから、
もう少しその点を意識して欲しいと思います。