国語の基礎知識
2017/12/19
生徒を指導していて痛感するのだが、
ことわざ・四字熟語・慣用句といった
国語の基礎知識がない生徒が
かなり多い。
それはテストでも現れていて、
国語の基礎知識として
この分野の出題がなされると、
極端に点数が下がる。
こうした基礎知識は学校で教わる
というよりも、環境によって自然と
身につけていくものではないかと思う。
自分自身を振り返ってみても、
あまりこうしたことを教わった記憶はない。
ことわざは家にあったマンガを見て
覚えていったし、
四字熟語は漢字練習をしながら、
辞書を引いて、自分で調べた気がする。
また、慣用句などの表現も
学校の先生以外の周りの大人が
使っていたのを聞いて覚えていった
気がする。
そう考えると、今の子供達にこうした
国語の基礎知識が身についていないのは、
我々大人世代が、子供達が自然と
身につけられるような環境を
整えられていないからではないか、
と自戒を込めて思う。
子供の知的好奇心をどのように
刺激していくか。
塾講師としてもそうだが、1人の日本人として
ずっと考えていくべきテーマだと思う。