独学は注意が必要です
2018/1/25
最近「勉強法」の動画をよく見ています。
その中で、
「独学は要注意」
という話がありました。
その講師の方が、
IOCの役員の方と話す機会があり、
「メダルを取れる選手と取れない選手、
違いはどこなんですか?」
という質問をしたそうです。
その答えが
「9割『コーチ』で決まる」
だったそうです。
オリンピックを目指す選手である以上、
運動神経がいいのは当たり前。
では、どこで差がつくのか?
指導を受ける「コーチ」によって、
結果が大きく異なるということでした。
独学では、
もし間違った方向に進んでいた場合、
「間違っている」と気づけない恐れがある
ということでした。
つい最近の話ですが、
塾の生徒が、
「ライバルの子に、
『他県の過去問解きまくったから、
今回のテストは負けない!』
と自信満々に言われた」
と不安そうに話してきました。
なので、その生徒に
「気にするな。多分次のテスト勝てるよ」
と言って励ましました。
結果、その生徒はライバルの子に
30点近く差をつけて勝ちました。
なぜ勝てると思ったのか?
それは、ライバルの子が
「間違った勉強」をしていると思ったからです。
確かに他県の過去問を解くことは
いい勉強法です。
しかし、ある程度しっかりした実力がないと
「ただ解いただけで、わかったつもり」
になって終わる危険性があります。
塾の生徒にはまだそれだけの実力が
ついていないと感じていたため、
同じ位の実力の子がそれをやっても
伸びないだろうな、と思い、
結果そうなりました。
余談ですが、そのライバルの子は
独学ではなく他の塾に通っているそうです。
もう少しきちんと見てアドバイスして
あげたほうがいいのにな、
と余計な心配をしてしまいます…。
自分の実力を客観的に把握してくれる
指導者の存在は重要です。
もし独学での高校入試を考えている方は
必ず学校の先生等に相談し、
自分の勉強の方向性が間違っていないかを
チェックしてもらった方がいいと思います。