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県ヶ丘の小論文を解いてみた

2018/2/9

先日行われた
県ヶ丘の前期選抜試験の問題(小論文)を
生徒が貸してくれたので、
解いてみました。
※問題と解答用紙はこちら
解いた感想は以下の通りです。
1.国語
志村忠夫「文系?理系?人生を豊かにするヒント
より出題。
「考える」ということについて、
まとめる内容でした。
「探求科」ということで、
「『探求する』ということはどういうことなのか?」
ということを意識してもらいたい、という
出題意図だったのではないかな、
と思います。
2.社会
日本社会が置かれている環境について、
グラフの読み取りを通して
考えをまとめる問題でした。
普段、どれだけ社会問題に
意識があるかによって、
多少結果に差が出ると思いますが、
全体的には書きやすい問題だったと思います。
3.数学
二次関数のグラフを使った問題でした。
ちょっと難しかったと思います。
全問正解できた子は
ほとんどいないのでは
ないでしょうか。
問1の(1)(2)は解いておいて
ほしいところです。
問2(1)までできていれば
十分だと思います。
問1(3)と問2(2)は
ちょっと厳しいと思います。
特に問1(3)はちょっとよくわかりませんでした。
「直線BCと直線ADの傾きから
 BC//AD」
と思ったのですが、これだと
「(2)の結果を用いて」という条件に
当てはまりません。
どのように答えればいいのか?
模範解答を待ちたいと思います。
4.理科
地震を使った問題でした。
与えられたデータをグラフにして
答えを導き出せたか、
データからどのような点が課題として
考えられるか、
をまとめられたかがポイントです。
データの処理能力と分析力が問われる
問題だったと思います。
5.英語
日本の人口減少がテーマで、
計算させる問題や、
「外国人労働者を受け入れるべきかどうか」を、
英語で答える問題などが出ました。
中学英語としては少し難しめの内容
だったと思います。
英検準2級以上を持っている子であれば
対応できたのではないかな、
と思います。
難易度は、
国語・社会・理科が普通、
数学が難しい、
英語はやや難しいが、
得意な子にとっては解きやすい、
という印象でした。
なが模試や信学会の模試では
県ヶ丘の英語科は普通科よりも
合格者偏差値が低めになっていました
(普通科60、英語科59)。
しかし今回の問題を見ると、
そのあたりの偏差値の子では太刀打ち
できなかったのではないかな、
と思います。
深志が偏差値66、
県ヶ丘普通科が60だとすると
県ヶ丘探求科は64くらいが
今後合格ラインに
なるのではないかな、と予想します。
またこれは後期選抜でも
同じことが言えるのですが、
英語・国語・社会の文系科目が
しっかり出来た子が合格する
ような気がします。
一通り解いてみて、
よく考えられた問題だったな、と思います。
「こういう生徒が欲しい!」という
メッセージが込められていた内容だった
のではないかな、と思います。
探求科に求められる人材は
・社会問題に興味を持っている人
・実験等の結果を元に予測、分析できる人
・自分の意見をまとめ、日本語でも
 英語でも表現できる人
なのではないかな、と
問題を解いていて思いました。 
来年以降も同じような問題で
あればいいな、と思いました。

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