重箱の隅
2018/3/5
受験生の対応が慌ただしくて
後回しになっていましたが、
この数日でようやく1・2年生の
テストがチェックできる時間が
取れるようになりました。
「間違えたところ」はその生徒が
「まだ理解できていないところ」
といえます。
なので、そこを中心にチェックして
いるのですが…。
正直、「ちょっと細かすぎるだろう…」
というような採点もちらほら
見受けられます。
まず国語の漢字。
確かに漢字の「とめ」「はね」「はらい」は
大事だと思いますし、
自分も意識して書いています。
ですが、大まかにあっていれば
○にしてもいいんじゃないかな、
と個人的には思っています。
要は「読めて」「相手に伝われば」
十分文字としての役割は果たしている
わけですし、社会に出て、
そんな細かい所が要求される
訳でもないですから、
そんなにこだわらなくても…、
と思ってしまいます。
次に理科。
電圧計の値を読み取る問題で、
「2.6V」を指しているので、
「2.6V」と答えたら、
「△」になっていました。
正しくは、「2.60V」だそうです。
同じだから、いいじゃん…。
そして英語。
「.(ピリオド)のつけ忘れ」で
「△」になる子がたくさんいます。
これも先程の漢字と同様、
「文法や単語のスペルが合っていて、
意味が通じればいいじゃん…」
と思ってしまいます。
以前、お父さんが日本人、
お母さんが外国人(英語圏)の
息子さんのエピソードを読みました。
息子さんは、両親ともに英語が話せるので、
英語を話すことができる。
しかし、学校の英語のテストの成績はイマイチ。
なぜか?
「.」や「?」のつけ忘れが多いから。
その息子さんは英語嫌いになりかけている、
とのことでした。
あまりにも細部にこだわるあまりに、
「勉強嫌い」の子供を増やしてしまっては、
本末転倒だと思います。
今の子供は真面目な子が多いので、
言われたとおり、細かいところを気にします。
「テストで点数を取るため」なのか、
「社会で役立つ知識を身につけさせるため」なのか、
考える必要があると思います。