平成30年長野県公立高校入試の感想(まとめ)
2018/3/26
5教科についての感想を述べてきましたが、
最後に一通り5教科解いてみての
まとめを述べたいと思います。
まず、解いていて感じたことは
「書く量が多い」
ということです。
どの教科についても
書かせる問題が増えていたり、
書かせる量が増えていたりと、
とにかく「自分の意見を書く」ということが
要求されていると思います。
特に上位校を目指す生徒にとっては
「記述力」を挙げることが必須
となると思います。
「記述力」は一朝一夕では
身につきません。
日頃から「書く」ということを
意識しながら取り組む必要が
あると思います。
ちなみに猿田塾では、
・毎回の授業の振り返り
・テスト2週間前の目標設定
・テスト後の振り返り
と、生徒に「自分で考えて」
書く機会をなるべく取るように
しています。
「書いてある内容」がしっかりしてくると
テストの点数も上がってくる傾向が
あるように感じています。
次に「本質的な理解」が
各教科とも問われている気がしました。
例えば数学であれば
「公式覚えて、それを当てはめる」
といった単純なものではなく、
「なぜそのような求め方ができるのか?」
といったところを聞かれているような
気がしました。
これも日頃の問題演習の中で
「なぜそうなるのか?」を
意識しながら取り組まなければ
なかなかできるようには
ならないと思います。
最後に、これはテストを解いての感想でなく、
今年の受験生を1年間指導していて
思ったことですが、
「受験生になってから挽回するのは
かなり厳しい」
ということです。
猿田塾は2年前に出来たので
今年の受験生の「中1時代」の
勉強の様子を知らないのですが、
「中1」の内容がしっかり身について
いなかったため、
みんな最後まで苦労していました。
「中3になってから挽回できる」のは
本当に一握りの生徒だけです。
中1の最初から、きちんと積み重ねて
いく重要性を今年の受験生を教えていて
改めて思いました。
まとめると、
「中1から、
先生の言うことを素直に聞いて、
コツコツと頑張ってきた子が勝つ」
当たり前すぎますが、
これに尽きると思いました。
ですから、
4月から中学生になる子は、
最初のうちからしっかりと
取り組んで欲しいと思います。