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恥ずかしくないのか?

2018/7/3

先日の話。
大手塾に通っているお子さんが
面談にお見えになった。
「小学生の後半あたりから
算数が理解できなくなったので、
塾に通わせている。
だが、点数が上がらないので
心配になってきている」
とのことだった。
「数学が苦手」ということだったので、
試しに
「このあたりでつまずいているだろう」
という部分の質問をしてみた。
案の定答えられない。
そこで、さかのぼって
「小学校の算数」がわかっているか
聞いてみた。
ちょうど
「わからないと言い始めた」時に
習った内容だ。
そこも答えられない。
段々と雲行きが怪しくなってくる。
そこで、「速さ」の問題について、
基本的な質問をしてみた。
ここも知識があいまい。
「小学校の算数で困っているから
塾に通わせていた」
はずなのに、
小学校で一番つまずく分野の理解が
ほとんどできていない。
まさか…、とは思いながら、
中1の数学で、基本的な正負の計算の
確認をしてみる。
これもできない。
「一体、塾では何を教えていたのか…」
親より先に、自分がキレた。
最近、残念なことにこうした話をよく聞く。
「塾」という看板を掲げているのに、
きちんとした指導がなされていない
ところが多すぎる。
これでよく「塾」という看板を掲げて
仕事ができるな、と思う。
1人の人間としても、
仕事に対する「プライド」というものが
ないのだろうか。
「自分が小学校の算数がわからなくて
中学で苦労したから、
子供を小学生から塾に通わせたのに…」
とお母さんはおっしゃっていた。
保護者の気持ちを踏みにじることが
ないようにしたい。
自分も改めて肝に銘じようと思った。

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