「ながら勉強」はやめよう

勉強をしている時に、
同時に他のことをやりながら
勉強している子がいると思います。
僕たちの時代はＣＤやラジオを聞きながら
勉強していた人がいましたが、
今はyoutubeなどの動画を見ながら
勉強している子がいるようです。
ですが、これは絶対に止めて下さい。
人間の脳は同時に複数のことをする時に、
両方に集中するということはできないそうです。
同時に複数のことをこなすことを
「マルチタスク」といいますが、
マルチタスクをしようとすると、
どちらにも集中することができないため、
非効率になってしまいます。
勉強する時には、勉強に集中する。
「別のことをやりながら」する勉強というのは、
完全に「勉強から逃げている」
ということができます。
それは本当の意味の勉強とはいえません。
「勉強のフリ」をしているだけです。
たまに「音楽を聞きながらやった方が集中できる」
という意見も聞きますが、もし本当にそうならば、
テストの時にガンガン音楽を流しながら
やってほしいと思います。
おそらくテストの時に音楽が流れていたら
集中できないと思います。
音楽だろうが動画だろうが、
少しでも「勉強」の苦痛を避けるための
言い訳に過ぎません。
集中して、やるべき時はやる。
もし他のことをやりながら勉強している子が
いたら、今すぐにでも止めてほしいと思います。
また、「LINE」の着信音も集中力を妨げる１つです。
集中して勉強している時に、着信音を聞いてしまうと、
そちらの方が気になって集中できない、
ということはあると思います。
一度切れてしまった集中力を
元の集中した状態に戻すには、
15分程かかるそうです。
LINEの着信音が頻繁に聞こえる状況では、
とても集中できる環境とはいえません。
こうした、「集中力をさまたげるもの」も、
勉強している時は遠ざけてほしいと思います。
中学生くらいになると、
自分の部屋で勉強している子が
多いと思います。
「勉強時間が長い割に、結果が出ない」
という場合は、
「ながら勉強」が１つの理由として考えられます。
もしそのようなお子さんがいらっしゃったら
気をつけていただければ、と思います。