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未来の教室その2

2019/3/26

昨日の続きです。
経済産業省の方の基調講演では
「未来の教室」ということで
現在取り組んでいる様々なプログラムの
紹介がありました。
※詳細はこちら
一言でいうと、
「現在の『知識偏重』の教育から、
 体験を重視した、実践的な『探求』型の教育」
への転換を目指しているのかな、と感じました。
日本人は「課題設定」が苦手なのだそうです。
問題が生じていても、「何が問題なのか?」
ということに気づかない。
日々与えられている業務を淡々とこなすのみ。
問題点があったとしても、
「そういうものだ」として受け入れてしまう。
そうではなくて、
「どこが問題で、どのように改善すべきか」
ということを一人一人が考え、問題提起し、
改善点を探っていく。
これからの社会はそのような流れになっていくので、
そうした「気づき」が持てるような
人間を育てるために、「体験」の中で
「なぜ?」という意識を育てていくことを
目指しているようです。
具体的な学校の取り組みとして、
ある中学校の授業の様子が
紹介されていました。
そこでは、教科学習(知識を教える、従来の授業)に
ついてはタブレットを使った動画授業を
駆使することで、効率化を目指します。
学力に差がある場合でも、
速く進められる子はどんどん進め、
遅い子はその子のペースに従って
各自がタブレットを使って勉強をします。
そして、効率よく勉強して空いた時間は、
「いま自分が勉強した内容が、
実際にはどのように活用することができるのか」
を体験することに使っていました。
効率よく学び、空いた時間で
体験授業をすることで、
子供たちの発想力を育もうとする
狙いがあるのだと思いました。
聞いていると「なるほど…」と思い、
「新しい指導要領によって、子供たちに
 よりよい教育がなされていくのかな…」
という感想を得ました。
ただ一方で、どこか腑に落ちない部分が
自分の中でありました。
セミナー全体を通して、様々な方々の
話を伺いました。
それを通して自分は、
「2020年以降、学力格差は更に広がる」
「経済力のある家庭と、そうでない家庭との
 学力格差が拡大する」


という印象を受けました。
なぜそう思ったのか。
自分でもいまいちわからなかったのですが、
最後に講演をされた先生のお話で
納得することができました。
その講演の内容は次回。

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